大日本印刷(以下、DNP)と日立ビルシステム(以下、日立ビルシステム)は、マンションやオフィスビルなどのエレベーターにデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、利用者の属性に合わせて広告や有用な情報を配信するエレベーター向けデジタルサイネージを2022年6月1日から国内で提案を開始する。
同ソリューションは、原則として日立ビルシステムと保全契約を結んでいるエレベーターが対象。DNPが表示用コンテンツの作成や広告の集稿・配信、日立ビルシステムがエレベーターを保有する企業やビル―オーナーへの提案、デジタルサイネージ機器の設置・保守を主に担当する。
具体的には、センシング機能を持ったデジタルサイネージにより年齢・性別などの属性を推定し最適な広告・コンテンツを配信。また設置場所や利用者層に合わせたコンテンツを提供する。
今後両社は、日立ビルシステムと保全契約を結んでいるエレベーターが設置されているマンション、オフィスビル、商業施設、公共機関などにエレベーター内デジタルサイネージを提供し、2023年度末までに5,000台の導入を目指す。
【関連記事】
・DNP、出版DXの一環として武蔵野美術大学と「未来の読者をつくる仕掛けづくり」の研究を開始
・DNPと東芝エレベータ、マンション・オフィスビル向けにエレベーター内デジタルサイネージの運用を開始
・DNP・JCBら4社、顔認証マルチチャネルプラットフォームの事業化に向けた検討開始で合意
・大日本印刷、生活者に向けて「良質な読書時間」を演出するブランド「AIMA」を立ち上げ
・大日本印刷とサイバーエージェントが協業 エレベーター内サイネージにおいて利用者状況に応じた広告配信へ