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2008年SEO市場規模は130億円、景気後退でインハウス化の動きも

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2009/01/08 12:55

 アウンコンサルティングは、SEOとP4Pの2008年市場規模に関する試算を発表した。景気後退などによって、徐々に成長はゆるやかになる傾向にある。

SEOのアウトソーシングが好調、インハウスも増加傾向

 アウンコンサルティングによると、2008年のSEO市場規模は、昨年の試算を上回る130億1000万円に達した。SEO業務を外部の専門業者に委託する企業が増えたことから、アウトソーシング分野は対前年65%増の44億6000万円となり、好調の一因となった。

 アウトソーシング化の流れがある一方で、SEO業務を企業内で完結させるインハウス分野も、対前年18%増の67億5000万円に伸張。市況を取り巻く環境の変化に伴い、大企業でもインハウスでのSEO導入を行う傾向がみられるようになっている。また、ゆるやかながら、ツール分野も対前年9%増の18億円に成長している。

 今後のSEO市場の成長予測については、2009年に155億円、2012年には230億円規模に達すると予測している。

P4P市場はモバイルも含めてゆるやかな成長に

 続いて、P4P(検索連動型広告+コンテンツ連動型広告)に関する2008年の広告費と市場予測を見てみよう。パソコン向けP4P広告費は、検索連動型広告が前年比124%の1,357億円、コンテンツ連動型広告が前年比125%の239億円となり、全体では前年比125%の1,596億円にまで拡大した。

 景気後退の影響で企業の広告費抑制の動きが見られるなか、費用対効果の観点から検索連動型広告への注目は高まっている。しかし、検索連動型広告の件数は増加するものの、小さなプレイヤーの出現や、インハウス化によって、成長スピードは今後ゆるやかなものになりそうだ。

 また、コンテンツ連動型広告については、オーバーチュアの新しいクリック課金型広告「インタレストマッチ」がどのような成果を出すか注目されるが、市況全体の影響から、コンテンツ連動型広告市場もしばらくはゆるやかな成長が続く。

 主要な携帯キャリアがヤフーやグーグルといった大手検索会社と提携したことにより、2007年以降、急速に成長したモバイル向けP4P市場の2008年は、前年比190%となる266億円と好調な業績を示した。しかし、この分野も広告費抑制の影響をまぬがれることはできず、ここ数年はややゆるやかな成長になると予測される。

 モバイルマーケティングに関しては、企業のモバイルサイト数の少なさや、パソコン向けの「ネット視聴率」のような指標が確立されていないことから、導入に慎重になっている企業も少なくない。今後は、パソコンと同じようなオープンな環境の整備や、キャリアごとの仕様統一などによって、検索エンジンの精度を高める必要があるとアウンコンサルティングは指摘している。

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