SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

ウェアラブル端末の購入意欲は5年間堅調/デジタル体験の差別化が重要【アクセンチュア調査】

 アクセンチュアは、ハイテク端末に対する消費者意識調査を実施。その結果を「Engaging the Digital Consumer in the New Connected World(ネットワーク等で相互に接続された来るべき新たな社会でデジタル消費者と向き合うには)」として公開した。

 調査によると、回答者のうち83%は新しい分野のハイテク端末(フィットネスやヘルスケア用のウェアラブル端末、スマートウォッチ、スマートホーム用サーモスタット等)を使用する際、様々な苦労に直面していることが明らかになった。

 苦労を感じる主な原因は「使用方法が複雑すぎる」(21%)、「設定がうまくいかない」(19%)、「広告通りに機能しない」(19%)等が挙げられている。また、ハイテク端末の購入時に最も重視する基準については、「使いやすさ」を挙げた消費者が調査対象となった全ての年齢層グループおよび地域別グループで33%に上る。そのほか、「製品の特長と機能」が29%、「信頼できるブランド」が22%となった。

 最新分野のハイテク端末に関する購入意欲に目を向けると、今後12か月では比較的控えめである一方、今後5年間では非常に堅調であることが明らかになった。例えば、今後12か月間にフィットネス用ウェアラブル端末を購入予定の消費者は12%だが、5年以内の場合は40%が購入を計画している。スマートウォッチの場合、1年以内に購入予定の者は12%であるのに対し、5年以内では41%が購入を計画している。

 一方、既存分野のハイテク製品は数年間で急成長を遂げてきたが、消費者の購入意欲は減少傾向にあることがわかった。2014年から2015年において、調査を行った13の製品分野のうち9分野において、購買予定があると回答した消費者の割合が低下している。例えば、今年スマートフォンを購入予定と回答した消費者は54%だが、これは前回の調査結果の58%と比較すると4ポイントの低下となっている。

 また、同調査によって信頼は消費者の大きな関心事であるとの結果も出ている。消費者の半数以上(54%)は、インターネット上の個人情報(メールアドレス、購買履歴等)のセキュリティ確保について必ずしも信頼を置いていない。加えて、「インターネット上での個人情報のセキュリティ確保については全く信頼できないため、個人情報を提供することはない」と考える消費者の割合は、前回の7%から今回は10%に増加している。

 同社エレクトロニクス・ハイテクグループ マネジング・ディレクター、サミ・ルコネン氏はこの結果に対して「新しい端末は、拡大する「モノのインターネット(Internet of Things)」市場の最たる事例です。この市場は今後何年にもわたって、ハイテク分野の重要な成長エンジンとなるでしょう。ハイテク企業は新しい分野のインターネット接続端末について、顧客体験全体に目を向けるよう、製品開発アプローチを再考する必要があります。戦略を根本から見直し、スペックの差別化ではなく全体的なデジタル体験の差別化に注力すべきです」と見解を示している。

【調査概要】
期間:2014年10月~11月
対象:24か国2万4千人の消費者(14歳~55歳超)
方法:オンライン調査

【関連記事】
IoT広告市場、2020年には約5倍に成長/生活者関連データは約45倍に【国内IoT広告市場調査】
Cerevo、ぶっ飛んだ新作ウェアラブルがひしめく中、「Top Tech of CES」を受賞
2014年国内ウェアラブル市場は130万台規模に~スマホの成長率鈍化が市場の成長を後押しか
インテルとOpening Ceremony、共同開発したウェアラブルデバイスを12月に発売
「2015年はヒト/モノ/データの関係の転換期」スパイスボックスがテクノロジートレンドを予測

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/01/14 08:00 https://markezine.jp/article/detail/21736

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング