LINEは、NHKと協力し、中高生が応募したスタンプ案をもとに悪口などのトラブルを防止するLINEの“おたすけスタンプ”を制作する。同スタンプは、クラスや部活動のLINEグループ内などでトラブルに繋がりそうな発言があった際に、悪意のある発言の連鎖を止めたり、仲裁に入ったりする際に子どもたちに利用してもらうことを想定して制作するもの。
今回の取り組みは、NHK Eテレ(教育テレビ)で放送された番組内にて、LINEのトーク上での悪口を防ぐために、やりとりを見ている人たちができることとして、中学生・高校生の生徒より「LINEのスタンプで場をなごませ、悪口が飛びかう“空気”を変える」というアイデアが出たことが発端となっている。
スタンプ案の募集は、中高生を対象に、NHKのウェブサイトにて行う。採用されたスタンプ案は、トラブル抑止効果をより高める観点から臨床心理学や教育学等の学術専門家のアドバイスを取り入れ、プロのイラストレーターによって加工したのち、無料で利用できるスタンプとして2016年春頃に配信する予定。
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