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自己投資産業に着目 あらゆる領域で結果にコミット─ RIZAPグループ瀬戸社長インタビュー

 一度見たら忘れられない印象的なテレビCMで、一躍その名を世に轟かせたRIZAP(ライザップ)。トレーニングだけでなく、“自己投資産業”と銘打ってゴルフや英会話などにもメソッドを応用し、事業を拡大している。その一方で、親会社であるRIZAPグループはこの数年で相次いで赤字企業を買収、黒字に転換させている。さらにデータを活用したマーケティングにも積極的だ。代表取締役の瀬戸健氏は柔らかい物腰ながら、不惑を目前に迷いなく「2020年に売上3,000億円を達成する」と掲げる。

※本記事は、2017年8月25日刊行の定期誌『MarkeZine』20号に掲載したものです。

グループ全体で「人は変われる」を証明する

―― ライザップと言えば、トレーニングのBefore・Afterだけを堂々と打ち出したテレビCMがまず想起されますが、ビジネスの側面でも新規市場への進出や、企業買収などのニュースが続いています。2017年3月期の決算発表資料では、元ファーストリテイリングCIOの方を経営陣に迎えたり、セールスフォースとの協業でCRMプラットフォームの構築に取り組まれたりといったトピックも印象的でした。まずは、現在の事業の状況をうかがえますか?

RIZAPグループ株式会社 代表取締役 瀬戸 健氏

RIZAPグループ株式会社 代表取締役 瀬戸 健氏
1978年福岡県出身。2003年に健康食品の通信販売を目的として、健康コーポレーションを設立。2006年に札幌証券取引所アンビシャスに株式を上場。2012年にボディメイク事業のRIZAPを創業し、2017年6月現在で全国に116店舗、海外にも4店舗を展開、累計会員数は約80,000人。RIZAP新規事業としてRIZAP GOLFやRIZAP ENGLISH、RIZAP COOKなども次々に展開。M&Aや業界リーダー企業との事業連携も積極的に実施。2016年7月にRIZAPグループへ商号を変更。2021年3月期連結売上高3,000億円、営業利益350億円を目指す。

 現在ライザップグループの傘下には、ライザップを筆頭に美容・健康、アパレル、住・ライフスタイル、エンターテインメントの4セグメント50社以上があります。今年に入って買収した企業には、ぱど、ジーンズメイトなどがあります。業績はおかげさまで5期連続増収、4期連続増益を達成しており、2017年3月期の時点でいずれのジャンルでも増収および黒字化となりました。

 赤字の状態で買収したグループ会社も着々と黒字化しており、来年3月期にはすべてが黒字化する見通しです。数字でいうと、今期の連結売上が約952億、来期には約1,500億、さらに2020年には3,000億円達成を掲げています。

―― 4つのセグメントは、一見すると関連性が見えにくいようにも感じますが、グループ全体ではどういった方針をお持ちなのですか?

 我々はグループ全体の経営理念として「『人は変われる。』を証明する」と掲げています。痩せてきれいになる、健康になるというのはあくまで“変わる” の一例で、ファッションや住環境によっても人は変わります。見た目だけでなく、気持ちが明るくなったり、前向きになったりしますよね。

 また、痩せればこれまで着ていないような新しい服に挑戦したくなりますし、関心がなかったエンタメにも興味が湧いてくるので、そうした点でグループ企業間の関連性は十分にあるのです。

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この記事の著者

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集...

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高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:58 https://markezine.jp/article/detail/27037

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