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定期誌『MarkeZine』特集

「Pairs」の急成長を支えるサービス設計とマーケティングの全貌

 日本のオンラインデーティングサービスの先駆けとなった、エウレカの「Pairs」。“Pairs婚”なる言葉も登場し、Pairsをきっかけに恋人ができた人数は累計20万人を超えたという。20~30代を中心とした男女から支持される本サービスを設計し、マーケティングを率いたのは同社の中村裕一氏。「日本とアジアにデーティングサービス文化を定着させる」を目指す、Pairs成長の軌跡を語った。

※本記事は、2019年2月25日刊行の定期誌『MarkeZine』38号に掲載したものです。

広告費の9割をFacebookに費やした理由

株式会社エウレカ 取締役CPO&CMO 中村裕一(なかむら・ひろかず)氏
2011年に横浜市立大学大学院を中退後、インターンとしてエウレカ入社。大手化粧品メーカーを対象とする口コミ広告事業に従事、トップの成績を収める。翌年にはマーケティングマネージャーに抜擢され、Pairsのプロデューサーに。執行役員CSOを経て、2016年より現職。

――まず、Pairsの歩みと成長の要因について教えてください。

 エウレカは2008年にWeb受託開発や広告代理店業の会社としてスタートし、2012年10月に自社開発プロダクトのオンラインデーティングサービスPairsをリリースしました。続いて2014年に、カップル向けのコミュニケーションアプリCouplesの運営も開始し、2015年にはMatchやTinderなどをグローバルに展開する、アメリカ Inter Active CorpのMatch Groupの一員となりました。

 Pairsが大きく成長をしたのは、2014年から2015年にかけてです。Pairsをリリースした当時は、オンラインデーティングサービスの認知がまだ低かった頃。そのため、サービスを安心してご利用いただくために、Pairsの会員登録は実名制のFacebookログインを採用しました。このサービス設計を起点に、PairsはFacebookを中心としたプロモーションに注力してきた経緯があります。

 具体的には、Facebook広告の出稿とFacebookページの運用です。Pairsは、ブラウザ版から会員登録後にアプリをインストールする導線だったため、アプリ広告ではなくWebを軸とした集客を設計しました。

 Facebook広告を採用したのは、Pairsへそのまま登録・ログインができるからです。LPから離脱せず、高いコンバージョンレートを継続することができました。

 あわせてFacebookファンページでライク数を増やすことにも注力し、オーガニックで認知を広げることにつなげています。広告費が限られている中、サービスとメディアの仕様を理解し、ターゲットをFacebookユーザーに絞って認知を獲得できたことは良かったですね。

 現在は、SMSによる二段階認証を行う形や、メールアドレスを使用したログインも可能となっています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/02/26 10:48 https://markezine.jp/article/detail/30384

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