クロスロケーションズは、自社開発した位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform(以下、LAP)」の分析メニューを活用し、屋外広告について分析した調査結果を発表した。
話題の場所で屋外広告を見た人は
2021年7月12日、新宿駅東口にある街頭ビジョンのクロス新宿ビジョンに巨大な3D猫が現れて話題となり、多くの人の注目が集まった。同調査ではその3D猫の屋外広告を見ることができるクロス新宿ビジョン周辺をポリゴンで指定し、その人流の変化をグラフ化した。
2021年6月25日にクロス新宿ビジョンに存在する3D猫の屋外広告についてのテスト放送が開始された。その後、「巨大猫現る!」など海外を含めてSNSで話題になったことがテレビなどで報道され、話題が広がった。その後、2021年7月12日の本格運用開始に向けて週末の人出が増加していたことが確認できた。
新宿東口3D猫広告に訪れた20代は29.2%と約12ポイント上昇
今回の調査では、同期間でこのエリアに訪れたデモグラフィックの分析も実施した。
新宿駅東口(3D猫)周辺に訪れた人の割合は20代が29.2%であるのに対し、同じ期間に新宿南口に訪れた20代は17%という結果であった。同じ新宿駅であっても、新宿駅東口側に流れる来訪者と、新宿駅南口側に流れる来訪者には違いが出ることがわかる。
これらの情報を鑑み、屋外広告などの設置や屋外広告企画を考える場合これらのデモグラフィックを参考に設置期間やクリエイティブプランを練ることで、より広告効果や集客効果を効率的に高めることができると同調査は指摘した。
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