SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

アクションにつながる「CxOレター」の秘訣を解説!データでわかる、開封率を高める「外側」の工夫とは

当たり前だけど、実は差別化になる!「ドキュメントとしての完成度」

MZ:今回は、封筒の宛名など外見部分に関するテストを実施されましたが、ターゲットに開封してもらえた後、資料請求やアポイント獲得など、次のアクションにつなげていくために重要となるポイントについても教えてください。

髙橋:中身の部分については、読み手の心理を理解して、情報の順番や置き方を考えながら文章を作ることが大切です。たとえばハイライトや下線、太字などを使って、そこだけ見れば概要がわかるようにし、興味をもっていただいたら、上から丁寧に読んでいただけるように設計する、などです。

 また特に最近、お手紙を読んでいただいた方の感想として「ドキュメントとしての完成度」を評価いただくことが多いです。「改行が決まったルールでされている」「言葉の使い方が正しい」など、どれも当たり前に思えることですが、実際に私たちが手紙の送付元企業様から文章のドラフトをいただくと、日本語や論理構成が正しくないケースも実は多いのです。

髙橋:大手企業の上席は60から70代の方がほとんどですよね。そういった方々からすると、言葉や構成がしっかりしているだけでそれなりに良い印象を受けるようです。最近はCxOレターでアプローチする企業の数が増えていることもあり、信頼を得るという意味でドキュメントとしての完成度も大切な要素です。

MZ:送付後のフォローアップとしてお電話をするほうが、その後につながりやすいのでしょうか。

髙橋:リソースがあるならフォローのお電話はしたほうがいいですね。それは単純なテレアポというよりも、秘書さんに対して代表や取締役の方にお手紙をお渡しいただけるように促す意味合いがあります。弊社では、手紙が到着した翌営業日にお電話することを推奨しています。

「量」か「質」か、でカスタマイズ性を変えれば費用対効果は出せる

MZ:今回のテスト結果を踏まえ、改めてCxOレター施策を行ううえで意識すべきことやポイントをお聞かせください。

髙橋:まず大切なのは、施策の方向性を明らかにすることです。数を打って商談やリードを取りたいのか、それとも数を絞って質を高めたアプローチをしたいのかによって、やり方を分けて実施する必要があります。

 できる限り取締役や代表に届くための工夫をすることが大切ですが、さすがに何百何千とカスタマイズすることは費用対効果から見ても不可能です。そのため数を打ちにいくのであれば、ある程度カスタマイズ具合は落としつつ、そのうえでできるだけ届ける工夫をしていくことが大切です。逆に質を高める方向性であれば、送付のタイミングや文面の1to1カスタマイズに工数を割くことで、費用対効果が見込めると思います。

MZ:最後に、CxOレター施策において御社が提供できる独自の価値について、お話しいただければと思います。

髙橋:冒頭でCxOレター施策を行う企業の課題としてお伝えした、「数が打てないから検証が難しい」を解決できるところに、弊社の価値があると思っています。

 様々な業種・商材をお持ちのお客様の案件をまとめてお受けしているので、大量のデータをもとに改善策をご提示できますし、ある程度実験的に実施したり、最新の動向を把握したりすることができます。

 また今回は外見部分のテストについてお話しましたが、中身の部分についてのテストも進めていきます。たとえば、差出人を代表者にするのか取締役にするのか、それとも部長クラスがいいのか。あるいは手紙のタイトルは何がいいのか、といったことを検証していく予定です。蓄積したデータとノウハウを活かし、今後も最短距離でお客様のCxOレター施策における最適解を提供していきたいと思います。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/10/21 10:00 https://markezine.jp/article/detail/40034

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング