SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine RESEARCH(AD)

MarkeZine読者に尋ねたマーケティング予算、チャネル別や施策別での変化と動向は?

 コロナ禍や新たなプラットフォームの台頭、Z世代への注目など、マーケティングの潮流はこの数年だけでも大きく変化してきた。その中で、各社のマーケティング予算はどのように変化しているのだろうか。MarkeZineではビジネスパーソン805名にアンケートを実施。その回答結果をまとめて『マーケティング最新動向調査2023』として1月に刊行した。今回はその中から「マーケティング・販促・広告予算の変化」について概要を紹介する。なお、調査期間は2022年8月22日から2022年9月30日であり、文中の「昨年比」とは2021年と2022年の比較を指している。また、百分率表示は四捨五入のために丸め計算を行っており、合計が100%とならない場合がある。

※本記事は、2023年3月25日刊行の雑誌『MarkeZine』87号掲載の内容と同一です。

マーケティング・販促予算の変化

 はじめに主だった回答者の属性を簡単に紹介しておきたい。マネジメント・ディレクター・マネージャークラスの合計が43.1%、リーダークラスが20.6%、一般社員が28.2%となっている。勤務先は事業会社が50.7%、コンサルティング・マーケティング支援が17.0%、広告会社が10.7%、ソリューションベンダーが10.0%、媒体社が3.7%、その他が7.8%。また、BtoCが34.4%、BtoBが65.6%である。

 さて、最初に年間(2022年)の広告宣伝費を見ると、最も回答の割合が高かったのは「1,000万円未満」の30.7%だった。1億円未満の企業の合計は49.1%で、1億円以上100億円未満の合計は計15.1%、100億円以上1,000億円未満の企業は1.6%、1,000億円以上は1.5%となった。「わからない」という回答が全体で32.7%にのぼる結果も興味深い。

 マーケティング・販促予算の変化については、全体として昨年に比べて「増えた」のは31.7%、「減った」のは13.7%だった。各チャネルの予算では、「自社サイト・自社ECサイト」の38.6%が最も「増えた」の割合が高く、「ソーシャルメディア(広告を除く)」が31.1%で続いた。一方、「減った」という回答が最も多かったのは「オフライン(リアル)イベント出展・運営」で19.8%と突出し、続く「ダイレクトメール(郵送メール)」が10.6%。チャネル別で2桁減はこの2つだけとなっている(図表1)

図表1 マーケティング・販促予算の変化(昨年比)(タップで画像拡大)
図表1 マーケティング・販促予算の変化(昨年比)(タップで画像拡大)

 今後3年間の予算の変化では、全体として「増える」の回答が47.9%、「減る」が7.9%と、予算増額の見通しが圧倒的に多かった。各チャネルの予算については、「増える」という回答が最も多かったのは「自社サイト・自社ECサイト」の55.0%で、「ソーシャルメディア(広告を除く)」48.7%、「広報・PR」41.1%と続いた。一方、「減る」という回答が最も多かったのは「ダイレクトメール(郵送メール)」13.7%で、続いて「オフライン(リアル)イベント出展・運営」11.2%となった。

 「自社サイト・ECサイト」への投資について、回答者が所属する企業の売上規模別にクロス集計をすると、昨年比で「増えた」の回答は「100億円以上500億円未満」46.3%、「1,000億円以上」44.8%、「1億円以上10億円未満」44.3%の順で40%を超える回答が続いた。

 また、今後3年間の投資の見通しは、全体で「増える」は55.0%、「減る」は2.9%で、投資意欲は高い。売上規模別に見ると「増える」の回答は「1億円以上10億円未満」が61.7%で最も高くなった。「減る」の回答が最も多かったのは「500億円以上1,000億円未満」の9.3%となっており、今後の予算を減少する企業は少ないと考えられる(図表2)

図表2 「自社サイト・ECサイト」予算の変化(今後3年間/売上規模別)(昨年比)(タップで画像拡大)
図表2 「自社サイト・ECサイト」予算の変化(今後3年間/売上規模別)(昨年比)(タップで画像拡大)
本調査の全結果とクロス集計の結果に加え、 「マーケティングをめぐる近年の動向の概観」や「主要マーケティングプラットフォーマーの動向」をまとめた『マーケティング最新動向調査 2023』は、翔泳社のECサイト「SEshop」でのみ販売しております。

本調査の全結果とクロス集計の結果に加え、「マーケティングをめぐる近年の動向の概観」や「主要マーケティングプラットフォーマーの動向」をまとめた『マーケティング最新動向調査 2023』は、翔泳社のECサイト「SEshop」でのみ販売しております。

『マーケティング最新動向調査 2023』の詳細をみる

次のページ
広告予算の変化

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine RESEARCH連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)

 翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/04/10 07:00 https://markezine.jp/article/detail/41841

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング