日本で人気の音楽サイトは?
発表された資料によると、8月に音楽関連サイトを訪問した人は、日本のインターネット利用者の4割にあたる2,200万人で、1人あたりの平均滞在時間は16分、平均訪問回数は5回。このカテゴリーで最も多くの訪問者を獲得したのは「Yahoo! Music」で、ユニークビジター数は730万人、2位は「Sonny Connect」(300万人)、3位は「Sony BMG Music Entertainment」(270万人)となっている。
また、音楽配信サイトについては、1位の「Mora.jp」が139万人のユニークビジターを獲得、2位は「Morawin.jp」の138万人で、両者はほぼ同じユニークビジターを獲得している。Mora.jpとMorawin.jpは、ともにレーベルゲートが運営するサービスで、前者はウォークマンやPSP、au携帯などATRAC形式、後者はドコモやソフトバンク、イー・モバイル、ウィルコムなどWindows Media形式の配信サービスを行っている。
一方、月額制の音楽配信サイトである「Napster」は、ユニークビジター数は少ないものの、平均滞在時間が93分と他のサイトを圧倒。平均訪問回数も4.4回と他のサイトを上回った。また、インディーズ音楽を扱う「Muzie.jp」の平均滞在時間は21分、平均訪問回数は4.1回とNapsterに次ぐ高い数字を記録している。
日本のiTunes人気は世界トップレベル
また、楽曲の購入やファイル管理機能を持つAppleのソフトウェア「iTunes」の利用動向を見ると、日本では1,360万人が使用しており、国内のインターネット利用者の24%に達している。この普及率はインターネット利用者の多い主要5か国(日本、米国、英国、フランス、ドイツ)の中で最も高く、2位の英国とともに世界平均(11.2%)の2倍以上となっている。
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