MarkeZine(マーケジン)

記事種別

改めて考えるログファイル型Web解析ツールの特徴

2011/01/17 11:00

 Adobe(R) SiteCatalyst(R), powered by Omniture(R)やGoogle Analyticsに代表されるように、現在のWeb解析ツールはビーコン型が主流となりつつある。一方で、昔ながらのログファイル型の解析ツールにもビーコン型にはない良さがたくさんある。本稿では、改めてログファイル型Web解析ツールの特徴を確認してみたいと思う。(バックナンバーはこちら)

ログファイル型Web解析ツールの3つの特徴

 ログファイル型Web解析ツールならではの特徴は大きく以下3つが挙げられる。

  • 過去データの分析が可能
  • データ取り込み時のフィルタリングにより高い精度でのデータ生成が可能
  • 検索エンジンのクローラーの動向が把握可能

 以下、これらの特徴を順番に見ていこう。

過去データの分析が可能

 これは、ログファイル型解析ツールの最大の特徴といっても過言ではないだろう。ビーコン型のツールでは、ツール導入以降のデータしか取得できないのに対し、ログファイル型Web解析ツールでは過去分のログファイルがWebサーバーに残っている限り、いくらでも時を遡ってのデータ取得を行うことができる。

 すなわち、ツールを導入した時点で前月や昨年同月との比較をすぐに行うことができるのだ。直近のトレンドが、過去と比べて適正かどうかをすぐに確認できるのは、大きなメリットであろう。

データ取り込み時のフィルタリングにより高い精度でのデータ生成が可能

 ログファイル型Web解析ツールの中には、データを取り込む際に不要とみなすデータをノイズとして弾く機能を持っているものが多い。この機能を使うことで、特定のWebサイトやIPアドレスからの流入は集計対象外とし、より精度の高いデータを生成することが可能となる。

 また、過去分のログファイルが残っている限り何度でも取り込み直しが可能であるため、一度取り込みを行った後に、追加で除外しておきたい流入WebサイトやIPアドレスが見つかった場合でも、それらを除外対象に設定した上で再度取り込みを行うことが可能である。

検索エンジンのクローラーの動向が把握可能

 Webサーバー内のログファイルには通常のユーザからのWebサイト以外にも、検索エンジンのクローラーからのアクセスも記録されている。

 通常、クローラーからのアクセスは、ユーザのサイト閲覧とは異なるという観点で計測対象から外されることも多いが、SEO対策用のデータとして、クローラーがどのページに、どれくらいの頻度で訪問してきているかを確認したいケースも考えられる。ログファイル型の解析ツールでは、ログファイル内に残されたクローラーからのアクセス履歴を使用することで、クローラーの動向を把握することが可能なものも多い。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る

All contents copyright © 2006-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5