PC派は男性ビジネスマン、スマホ派は若者中心
今回の調査では、「PC」「スマートフォン」のうち、どちらをメインに使用しているかという観点から、利用者を“PC派”“スマホ派”のふたつに分けて分析している。
“PC派”(ソーシャルメディアを主にPCで利用する層)は、ソーシャルメディア利用者の6割を占め、30~40代の男性ビジネスマンが中心。夜帰宅後ソーシャルメディアを利用し、ほぼ毎日利用する人は6割。Facebookの「いいね」利用率は5割を越え 、企業・商品・サービス情報のSNS投稿率も4割を超えるなど、ソーシャルメディア利用の定着がうかがえる。
一方、“スマホ派”(ソーシャルメディアを主にスマートフォンで利用する層)は、ソーシャルメディア利用者の3割を占め、10~20代では5割弱とPC派を抜く、若者中心の層となっている。移動中や食事中など様々なシーンで利用し、ほぼ毎日利用する人は8割。Facebookの「いいね」利用率は6割、企業・商品・サービス情報のSNS投稿は1か月で平均3.2回と高く、“PC派”に比べて情報拡散力や企業のマーケティング活動への寄与度が高い層となっている。
LINE利用者は5割弱
SNSのメイン利用機器は、10~20代ではスマートフォンの方が多く、30~60代ではPCの方が多くなっている。スマホ所有者の6割以上が、主にSNSをスマートフォンで利用。PCメイン利用者は会社員中心で学生が少なく、スマートフォンメイン利用者は会社員と学生が中心となっている。
SNS利用者(全体)は関東圏がやや多く、スマートフォンメイン利用者で関東圏の比率が増している。スマートフォンメイン利用者は、SNS含めて様々なサービスの利用率が高く、特にLINEの利用率は5割弱となっている。
【調査概要】
調査時期 : 2012年6月8日-6月10日
調査地域 : 全国
調査対象 : 高校生~69歳男女
Twitter・Facebook・mixiいずれか週1日以上利用者 1080名
調査方法 : インターネットアンケート調査
集計方法 : 各性年代の人口構成とスクリーニング調査での出現率をもとにウェイトバック集計を実施
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