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ソーシャルメディアでブランドコミュニケーションを行う担当者が理解しておくべき戦略と戦術

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2012/09/10 08:00

 ソーシャルメディアを活用したSUUMOのブランドコミュニケーションとは? リクルートのブランドチームリーダーがその戦略とノウハウを公開します。最終回となる今回は、ソーシャルメディアでブランドコミュニケーションを行う担当者が理解しておくべき戦略と戦術についてお届けします。

ブランド担当者に必要な資質は、クリエイティブ力以上に、カスタマーの感覚に共感する力

 企業のブランド担当と言うとクリエイティブな能力が求められると誤解されがちですが、最も大切なのは、カスタマーと同じ目線を持てるかどうかだと思います。

 世の中の大多数である潜在層をターゲットとしてコミュニケーションを行うには、世の中でどのようなことが受け入れられていて、人々が何を求めているのか、という時代の空気に敏感でいなくてはいけません。

 例えば、AKB48が話題になり、世の中で語られているのであれば、その理由や背景を推測・分析し、自分たちのブランドコミュニケーションに活用できることがないのかを検討します。大切なのは、自分が好きか嫌いかではなく、AKB48のどのようなところが世の中の人に受け入れられているのかを見極めることです。

 カスタマーに今、受け入れられていること、求められているものを理解することがブランドコミュニケーションのメッセージにおける方向性やスタイルを決めることにつながっていきます。

担当者自らがソーシャルメディアを運用することで戦術がさらに磨きこまれる

 ソーシャルメディアの運用を考える際に他社へご依頼されるケースも多いかと思いますが、SUUMOでは運用は外注せずに社内で行うことをモットーとしています。

 ブランド戦略は事業戦略の1つです。そのブランド戦略の1つの戦術であるソーシャルメディアで何をどうポストするのかは社内の事業戦略を深く理解し、日々社内で何がどのように語られているのかを理解している人間でないと事業戦略に則した運用は難しいと思うからです。

 また、ソーシャルメディアの活用においては日々の運用の磨きこみが重要です。自分たちで運用するからこそ、どんな投稿に多くの反応が得られるのか、ファンはどういったコメントを寄せてくれるのかを体感することができ、日々の投稿をブラッシュアップすることに繋がります。

 SUUMOにおいては、投稿内容の細かいPDS(Plan・Do・See)を回すことで、Facebookで「いいね!」「コメント」「シェア」を獲得しやすい投稿内容の種類についてナレッジが蓄積されています。外注することは運用費を支払いながらそうしたナレッジを外に出してしまうことになり、デメリットの方が大きいと私たちは考えています。


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著者プロフィール

  • 田島 由美子(タジマ ユミコ)

    株式会社リクルート 住宅カンパニー 企画室 ブランドマネジメントグループ ブランドチームリーダー。2000年株式会社リクルート入社。入社以来Webサイトの編集、ポータル提携、集客などインターネット関連業務を担当。現在はTVCMなどのマスコミュニケーション、リアルイベント、ソーシャルメディアを活用した...

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連載:SUUMOに学ぶソーシャル×ブランドコミュニケーション

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