分析ツールは大別すると「サイト内」と「サイト外」にわかれる
まずは、ツールの種類について紹介します。Webサイトを分析するためのツールは主に以下の6種類にわけることができ、その性質を大きくわけると「サイト内の情報を分析するためのツール」と「サイト外の情報を分析するためのツール」という2つにわけることができます。
サイト内分析:アクセス解析ツール
サイト内分析の代表的なツールは「アクセス解析」ツールです。自社サイトにどれくらいの人が訪れているのか、どこで離脱しているのか、そして成果にたどり着いている人には、どういう特徴があるのかなど、サイト内に関する沢山の情報を入手することができます。Webサイトの分析するならば必須のツールと言えるでしょう。
主なアクセス解析ツール
レビューは最新のバージョンとは限らないため、最新の情報は公式サイトで確認をお願いいたします。以降の記事内容についても同様です。
ツール | 特徴 | 連載 あるいは 筆者ブログのレビュー記事へのリンク |
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Google アナリティクス | 無料で利用できるアクセス解析ツール。定期的なバージョンアップを繰り返している。書籍やネット上の情報も豊富。 | 機能「マルチチャネル」に関して |
機能「ユーザーフロー」と「ゴールフロー」に関して | ||
機能「リアルタイム」に関して | ||
機能「ウェブテスト」に関して | ||
SiteCatalyst | アドビ システムズが提供するアクセス解析ツール。有料ツールだが非常に豊富なレポートや変数を備え、大規模サイトに向いている。 | |
Visionalist | デジタルフォレスト(2013年1月よりNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションへ社名変更)が提供するアクセス解析ツール。国産ツールとして長年利用されており、使いやすいインターフェースや手厚いサポートなどが特徴。 | Visionalistのレビュー記事 |
チーター | コンサルティング会社「ペンシル」が提供するアクセス解析ツール。コンサルのノウハウが詰め込まれた、見やすくて活用につながりやすいレポートが豊富。 | チーターのレビュー記事 |
らくらくログ解析 | サイバーエリアリサーチが提供するBtoB向けのアクセス解析ツール。アクセスしてきた企業の特定をして、サイト内の動きを企業単位で把握したり、組織規模別の分析などができる。 | らくらくログ解析のレビュー記事 |
サイト内分析:ユーザインターフェイス関連ツール
他にサイト内を分析するための代表的なツールは「ユーザインターフェイス関連のツール」です。記事が多いページ、あるいは縦長ページの分析に向いているヒートマップ機能やクリックなどを分析するツールが、代表的です。
他にも自社内コンテンツのソーシャルブックマーク数を計測するツールや、ページ表示にかかる時間の把握など、``アクセス解析ツールではカバーできない箇所を計測するツールがこのカテゴリに含まれます。
主なユーザインターフェイス関連ツール
ツール | 特徴 | 連載 あるいは 筆者ブログのレビュー記事へのリンク |
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UserHeat | ページごとに「マウスの軌跡」「クリック箇所」「ヒートマップ」を見ることができる無料ツール。クリック数やスクロール割合などの数値を見ることはできない。より高機能な有料版「User Insight」もある。 | UserHeatのレビュー記事 |
Readscope Pro | クリックやスクロールに関して細かい分析ができる有料ツール。サイトでコンバージョンした人と、していない人のスクロール量やクリック箇所の違いなどが把握できる。 | Readscope Proのレビュー記事 |
FireBug | ページ内の全てのファイルの待機時間や実行時間の確認やアクセス解析ツールのデバッグなどにも利用できる、Firefoxのプラグイン。 | Firebugのレビュー記事 |
Browsize | 多くのアクセス解析ツールで確認できる「画面の解像度」ではなく、ブラウザの描画サイズの分析が可能。 | Browsizeのレビュー記事(5つめのツール参照) |