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マルケトが語る、マーケティングオートメーション最新動向(AD)

3ヶ月で参加者が2倍!急成長するマルケトユーザコミュニティーと活性化の戦略

 2014年12月16日、新丸の内ビルのEgg Japan(日本創生ビレッジ)には約100名のマルケトユーザが集結し、「第2回 マルケトユーザグループミーティング(Japan)」が開催された。会場はユーザの熱気であふれ、会場のいたる所でマーケティングオートメーションの活用方法について情報交換が行われていた。今回はその様子をお伝えする。

マルケトはユーザコミュニティとともに成長する

 会の冒頭、株式会社マルケト代表取締役社長の福田康隆氏より、同社の近況についてのアップデートがあった。

 「今年の8月29日に「第1回 マルケトユーザグループミーティング」が開催され、45名のユーザ様にお集まりいただきました。本日は100名のマルケトユーザにお集まりいただくことができました。マルケトにとって、最も重要な事はユーザコミュニティーの成長と活性化です。これはマルケトがグローバルで共有している価値でもあります。スタートしたばかりの日本法人ですが、これからもユーザコミュニティーとともに成長していきたいと考えています」(福田氏)

 アップデートは、第1回ユーザグループミーティングで福田氏が表明した次の「4つの注力ポイント」の進捗報告として説明された。

福田氏が表明していた4つの注力ポイント

 1つ目のポストセールス体制の強化については、カスタマーサポートとコンサルティングに強力なメンバーが加わったことが報告された。テクニカルサポートを担当する佐下橋(さげはし)氏、導入コンサルティングを担当する安竹(やすたけ)氏だ。また、米国本社とオーストラリア法人にも日本人の社員が入社した。日本のユーザをサポートするために、グローバルな規模で体制を強化していることが伺える。安竹氏は、前職でユーザとしてマルケトを利用していた経験がある人物。ユーザ視点でのコンサルティングやサービスの実現への期待の声が、参加ユーザから寄せられていた。

 また、営業の責任者としてとして中村氏も紹介された。同氏は11年に渡ってセールスフォース・ドットコム日本法人の成長をリードしてきた中心メンバーだ。「マルケトの製品やサービスに満足していただけるようユーザのコミュニティー活性化に注力し、皆さんと共にビジネスを成長させていきたいと思います」と中村氏は表明する。

 加えて、プロダクトマネージャーの宮下氏が紹介された。宮下氏は日本で最初のマルケトユーザであり、第1回マルケトユーザグループミーティングにはユーザグループのリーダーとして参加していた。ベテランマルケトユーザである同氏の経験を踏まえて、日本ユーザの声を今後の製品に反映してくれることが期待できるだろう。これにより、同社にはサポート、コンサル、セールス、マーケティング、アライアンスと、要所をリードするメンバーが整った

左から福田氏、CS担当の鷺橋氏、コンサルティング担当の安武氏、営業担当バイス・プレジデント中村氏、プロダクトマネージャー宮下氏
左から株式会社マルケト代表取締役社長 福田氏、カスタマーサポート担当の佐下橋氏、
コンサルティング担当の安竹氏、営業担当バイス・プレジデント中村氏
プロダクトマネージャー宮下氏、アライアンスパートナー担当バイスプレジデント小関氏。

 また、マーケティングオートメーションの市場育成の取り組みとして紹介されたのが、パートナーとのエコシステムとなる「LaunchPoint」だ。LaunchPointはマルケト製品に連携する製品や、サービスのパートナーエコシステムであり、様々なマーケターのニーズに最適なソリューションを提供するための重要なプラットフォームとなっている。

 「開始から2年で、グローバルではすでに400社のアプリケーションやサービスが登録されています。現在、日本のプロダクトベンダーやサービスプロバイダーでもマルケト連携ソリューションの開発が複数進行しています。今後も引き続き、エコシステムの構築に力を入れたいと考えています」(福田氏)

LaunchPoint
LaunchPointポータル 2015年1月には、WingArc1st社のMotionBoard CloudがLaunchPoint Partnerに加入した

コンテンツも増強、2月には国内初のイベントを開催

 もう1つのテーマが情報発信だ。第1回のユーザグループミーティング開催時には、まだ日本語のWebも本格稼働できていなかった。しかし、現在では自社の日本語Webサイトもオープンし、マーケティングオートメーションの全体像を解説した100ページにも及ぶ「マーケティング・オートメーション完全ガイド」といった資料も公開されている。2015年には、リードスコアリング、リードナーチャリング、ソーシャルメディアマーケティング、コンテンツマーケティング、マーケティングアナリティクスなど、さらに専門的なコンテンツが公開される予定だという。

 また、日本においてのユーザ向けトレーニングも開始している。1回目は12月9日、10日の2日間にわたり開催された。次回は2月開催を予定。以降は毎月の開催を計画しているという。「2日間ハンズオンでしっかり学習をします。このトレーニングを受ければ、マルケトを一通り使えるようになります」(福田氏)

 4つ目のポイントであるグローバルのベストプラクティス共有では、大きなニュースが外部公開に先駆けてアナウンスされた。それが、2015年2月17日に開催される「Marketo Summit Japan 2015」の概要だ。このイベントでは、現代マーケティングのビッグ3の一人であるドン・シュルツ氏をキーノートに迎え、シュルツ氏の提唱したIMC(統合マーケティングキャンペーン)は、現代のテクノロジー環境でどのように実践されるのかについて語られる。

 日本のマーケティング管理職にはシュルツ氏のファンは多く、その点からもこのイベントは注目されている。さらに、日本でのマーケティングオートメーションの活用事例や、マルケト自身が自社製品をどう使ってマーケティングを行っているかといった内容についても紹介される予定だ。

 福田氏は最後に「マーケティングオートメーションを活用するためには、現場での活用のノウハウやベストプラクティスの共有が何よりも重要です。そのため、このユーザコミュニティーが今後も成長し、より活性化していくことは、マルケトにとってもユーザの皆様にとっても重要だと考えています。ユーザコミュニティーの成長にご尽力頂いている、リーダーの堀内様に心よりお礼申し上げます」と、熱い思いを伝えた。

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トレジャーデータはマルケトのユーザでありパートナー

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにしたソフトハウスの経営とライターの二足の草鞋を履いている。DB Online チー...

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MarkeZine(マーケジン)
2015/06/18 16:03 https://markezine.jp/article/detail/21628

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