トライベック・ストラテジーおよび子会社であるトライベック・ブランド戦略研究所は、「主要企業Webユーザビリティランキング2018<企業サイト編>」を実施。全15業界・150サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性など)を評価し、結果を発表した。
トライベック・ブランド戦略研究所が実施した「企業情報サイト調査2017」によると、企業サイトは信頼できる企業情報の情報源として、ユーザーが最も信頼できるメディアと位置付けられている。
トライベック・ストラテジーとトライベック・ブランド戦略研究所は、企業サイトの重要性が益々高まりつつある背景を踏まえ、今回判定基準を大幅に見直し。改訂ポイントとして、「1.AIなど先端技術の有効活用」「2.スマートフォン利用を前提としたUX設計」「3.コミュニケーション接点のボーダーレス化への対応」をあげている。
今回のユーザビリティスコアの平均点を見てみると、対象企業全150社の平均点は100点満点中70.69点(昨年73.08点)と昨年比で2.39ポイント下落。これは、3つの改訂ポイントに対応しきれていない企業が多かったためと考えられる。
そのような中でも、1位KDDI、2位UQコミュニケーションズ、3位大同生命は昨年からランキングを保持する結果に。ユーザー目線の“使いやすさ”の基本をしっかりと維持しつつ、世の中の技術の進化を取り入れ、ユーザーとのコミュニケーションのあり方を見直しながら、常に企業サイトを改善し続けてきた結果であると評価された。
【調査概要】
評価対象:
「総合電機・ITサービス」「精密機器・電子部品」「情報通信」「機械・部品メーカー」「自動車・自動二輪」「医薬品」「化学・繊維」「鉄鋼・金属・材料」「銀行・クレジットカード」「証券・保険」「商社・流通・小売」「食品・飲料・生活用品」「建設・不動産・住宅」「鉄道・運輸」「電力・ガス・エネルギー」の15業界、主要企業150サイト。
評価方法:
トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「A.アクセス性」「B.サイト全体の明快性」「C.ナビゲーションの使いやすさ」「D.コンテンツの適切性」「E.ヘルプ・安全性」の5評価軸、全97項目について評価。
【関連記事】
・Webユーザビリティランキング1位は「KDDI」~通信事業会社が上位占める結果に【トライベック調査】
・1位はサントリー!デジタルメディアのブランド価値貢献度ランキング【トライベック・ブランド戦略研究所】
・ANA、JALがトップ2に/2018年Webサイト価値ランキング【トライベック・ブランド戦略研究所】
・BtoBサイトランキング、オムロンが12年連続1位に【トライベック・ブランド戦略研究所調査】
・スマホサイトのユーザビリティランキング2018、第1位はNTTドコモに【トライベック調査】