ジャストシステムは、「人工知能(AI)&ロボット月次定点調査 2019年総集編」を発表した。
「チャットボット」の認知率は約7割/利用経験は約2割
2019年12月度調査において、質問した内容などに対してテキストで自動回答してくれる、チャットボットを「知っている(※)」人は71.9%、「利用したことがある」人は21.7%だった。「利用したことがある」人の割合を年代別に見てみると、10代(38.0%)、20代(29.5%)、30代(22.0%)、40代(22.0%)、50代(15.0%)、60代(12.0%)だった。10代の約4割に利用経験があった。
※「利用したことがある」「利用したことはないが、興味がある」「興味はないが、知っている」と答えた人
10代の約6割に「AI音声アシスタント」の利用経験
Appleの「Siri」などに代表される「AI音声アシスタント」の利用率は、2017年12月度調査では33.9%、2018年12月度調査では38.8%、2019年12月度調査では40.8%と、増加傾向にあった。2019年12月度調査で年代別の利用率を見てみると、10代(65.0%)、20代(47.0%)、30代(37.5%)、40代(39.0%)、50代(33.5%)、60代(35.0%)だった。10代の65%に利用した経験があった。
スマートスピーカーの認知率は約9割/購入経験は1割強
2019年12月度調査におけるスマートスピーカーの認知率(※)は87.2%だった。年代別に見てみると、10代(87.0%)、20代(89.5%)、30代(87.5%)、40代(87.0%)、50代(85.5%)、60代(87.0%)で、いずれの世代でもほぼ9割の認知率だった。
一方、「購入したことがある」と答えた人の割合は13.7%だった。男女別に見てみると、男性が16.5%、女性が10.9%で、男性の方が購入していることがわかった。
※「購入したことがある」「購入したことはないが、購入を検討している」「購入を検討していないが、知っている」と答えた人の合計
【調査概要】
・調査主体:ジャストシステム
・調査期間:2019年1月~2019年12月の間、毎月1回実施
・調査対象:Fastaskのモニタのうち、17歳から19歳の男女50名ずつ、加えて20歳から69歳までを10歳ごとに、男女100名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)
・調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
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