プログラマティック広告のクリムタンは、イギリス自動車業界のデジタルパブリッシャーであるオートヴィアならびにヘイマーケット・オートモーティブとパートナーシップを締結。両社のファーストパーティのオーディエンスデータを使用し、デジタル広告ソリューションを強化していくことを発表した。
今回のパートナーシップ締結の背景には、グーグルのサードパーティCookie廃止と、自動車業界の電動化・それに伴う新興ブランドの市場への参加や、消費者動向の変化がある。
「Autocar」「What Car?」などを運営するヘイマーケット・オートモーティブと、「Auto Express」「Car Buyer」などを運営するオートヴィアは、自動車専門メディアのリーダー的存在。両社が持つデータを組み合わせることで、クリムタンはウェブやその他のデジタルチャネルにおいて、データドリブンな広告ソリューションをクライアントに提供することを目指す。
例として、パブリッシャーのデータから顧客の特徴を高度に捕捉し、メディアやデバイスを横断した配信をリアルタイムで実現することで、広告主は購入意欲が高い潜在顧客を正確にターゲティングできるようになる。それによって、位置情報技術を用いて関連性の高い広告を配信するデジタルOOHやコネクテッドTVなど、新しい広告フォーマットのクロスチャネルでの提供が可能となる。
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