アドビは、顧客データプラットフォーム「Adobe Real-Time CDP」の新機能を発表した。
同サービスは、企業のサードパーティクッキーからファーストパーティデータへの移行を支援する顧客データプラットフォームだ。今回新たにリリースした機能は、以下の4種類。
1つ目は、Adobe Commerceとの連携機能。同システムを導入している企業は、「顧客プロファイルの精緻化」によりファーストパーティデータ収集とReal-Time CDPやその他のAdobe Experience Cloudアプリケーションを連携できる。これにより企業は、精緻な顧客データを活用し、パーソナライズすることが可能となる。
2つ目は、リードとアカウントの予測スコアリング機能だ。企業は、AIを活用したターゲティングにより、販売機会につながりそうな個人やアカウントを特定し、より効率的なパイプラインの構築ができる。
3つ目は、プライバシーとセキュリティ機能の強化および個人のヘルスデータの安全活用ができるアプリケーション「Healthcare Shield」。これにより、ヘルスケア企業はPHI(個人の健康情報)を含む個人データを安全に活用することができる。またアドビは、暗号化の制御、同意ポリシーの実施、属性レベルのフィールドまでのデータアクセス制御といった、顧客データを管理するプライバシーとセキュリティの機能強化も行った。
4つ目は、「セグメントマッチ」機能だ。同機能により企業は、複数のチャネルをまたいだオーディエンスデータの管理と有効化が可能となる。また、アドビのガバナンスおよび同意ツールを使い、オーディエンスデータの収集方法と使用目的を管理・実行することができる。
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