三井住友銀行と富士通は、企業の高度な意思決定や業務効率化の実現に向けたデータ分析ビジネス共創の検討を開始する基本合意書を締結した。
今回の合意を通じ、以下の取り組みを進めていく。
1.企業の経営意思決定を高度化するデータ分析ソリューションの企画・検討
2.企業に対する共同マーケティング活動の展開
3.両社のアセットやソリューションを組み合わせた実証実験およびサービス提供
三井住友銀行が持つ業界知見やデータサイエンスなどの分析ノウハウに、富士通のAI需要予測を組み合わせたサービスを提供していく予定だ。
なお、1の「データ分析ソリューションの企画・検討」は、需要予測による経営の意思決定高度化をテーマに、企業の発注量・人員配置・物流計画などの最適化を支援。
富士通のAI需要予測に搭載されている特許登録技術である動的アンサンブルモデルは、複数の予測モデルから単一の予測モデルを選択する場合より、需要の周期、外的要因、トレンドなど様々な要因で変化する予測対象ごとの特性を的確に捉えた学習が期待できる。したがって安定かつ高精度な需要予測を提供することが可能だ。これにより、市場ニーズに迅速に応え、企業の経営判断をサポートしていく。

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