ネオマーケティングは、全国の20歳以上の男女を対象に「コンビニ」をテーマにインターネットリサーチを実施した。
はじめに、よく利用するコンビニチェーンについて聞いた。最も利用されるコンビニチェーンは「セブン-イレブン」が全体で50.3%と、他チェーンを大きく上回る結果となった。他は「ファミリーマート(21.5%)」、「ローソン(26.2%)」と、いずれも30%に届ない結果となった。
年代別では、「ローソン」が20代22.8%→50代29.7%へ緩やかに伸びる一方、「ファミリーマート」は27.2%→16.3%へと減少しており、年齢が上がるほど「ローソン派」が増える傾向がうかがえた。また、男女差は約1ポイント程度とわずかであった。

次に、コンビニで普段よく買っているものについて調査した。全体の結果を見ると、「ドリンク(61.0%)」「弁当・おにぎり(54.7%)」「サンドイッチ・パン(52.2%)」がTOP3に。
年代別で見ると、20代のみ「スナック菓子」が「サンドイッチ・パン」を上回ったものの、20代~60代共通で概ねこれらの“手軽×即食”商材は上位を占めた。
一方、年代差が際立ったのは日用品系であった。「日用雑貨」は20代12.3%・30代13.4%に対し、40代9.5%・50代4.2%で、若年層が50代の約3倍購入している結果となった。

コンビニでよく使用する決済手段について調査したところ、「モバイル決済」が全体の52.3%で首位に。年代別では、特に30代が65.5%と突出していた。
一方で「現金」比率は20代47.4%・30代45.8%と、若年層が40代以上より高い結果となった。特に20代は学生も含まれるため、クレジットカードを持たない層も比較的多いと考えられる。逆に60代のシニア層は「現金」は36.9%(年代別最低)にとどまり、「モバイル決済(43.7%)」「クレジットカード(30.0%)」「電子マネー(21.3%)」となった。

【調査概要】
調査の方法:ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女のうち、週に1回以上コンビニを利用する人
有効回答数:1,000名
調査実施日:2025年5月14日(水)~2025年5月15日(木)
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