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KPI達成度が高いSNS運用者は「フォロワーとのコミュニケーション」を重視【ネオマーケティング調査】

 ネオマーケティングは2025年2月5日~7日に全国の20歳以上の男女を対象に「自社SNS」をテーマにインターネットリサーチを実施した。同調査の対象は、toCビジネスモデル(BtoC・GtoC・DtoC)500名とtoC以外のビジネスモデル(BtoB・BtoE・BtoG)466名だ。

 同調査によると、TikTokでは月間予算100万円以上をかける企業が28.4%に上り、300万円以上の比率も8.6%と、主要SNSの中では突出していることが明らかになった。また、運用がうまくいっている担当者は、うまくいっていない担当者の約2~3倍、フォロワーへいいね・返信をしていることも判明した。

動画系SNSの利用率が高まる

 まず、利用しているSNSの種類を質問。「toC」のSNS運用担当者のTikTok利用率は16.2%、YouTube利用率は31.4%であるのに対し、「toC以外」ではTikTokが22.7%、YouTubeが43.3%だった。また2001年の調査と比較すると、「toC」「toC以外」双方で、動画系SNSの利用率がさらに高まっていた。

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多かった投稿内容

 次に、投稿内容を質問。Xの場合、「toC」と「toC以外」のどちらもトップが「自社新商品・自社新サービス情報」、「自社商品・自社サービスの情報」または「自社のニュース」、差をつけて「ノウハウ・お役立ち情報」「イベント情報」が続いた。

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 TikTokの場合、「toC」は「自社新商品・自社新サービス情報」「自社商品・自社サービスの情報」といった宣伝色の強い投稿や「ノウハウ・お役立ち情報」が多かった。その一方で、「toC以外」は「自社のニュース」「購入者・ファンの紹介」「他社商品・他社サービス情報」といった売上には直結しないが、認知や比較・検討の上で参考になる投稿がより多い傾向があった。 

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SNSの月間予算

 SNSの月間予算は、動画系SNS(TikTok・YouTube)に高予算を投じる企業が増加していた。特に、TikTokでは100万円以上の予算をかける企業が28.4%に上り、300万円以上の比率も8.6%と突出していた。

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KPI達成状況

 SNS運用のKPI達成状況についての調査では、「toC」「toC以外」どちらも半数以上がKPIを達成しているが、「達成している」の割合は、「toC以外」が26.2%であるのに対し、「toC」は16.4%にとどまっていた。

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フォロワーとのコミュニケーションが成果向上の鍵

 KPI達成度が高い運用担当者ほど「フォロワーとのコミュニケーション」を最重視していることも明らかになった。特に「KPI達成している運用担当者」は71.1%が同項目を挙げており、他のすべての項目を大きく上回る結果となった。

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 「KPI達成している運用担当者」は、フォロワーへ「定期的にコメント・返信をしている」、「定期的にいいね・保存をしている」双方のアクションが50%を超えているのに対し、「KPI達成していない運用担当者」はどちらも20%未満だった。また、KPI達成度が高い担当者ほど、フォロワーからの“能動的なアクション”を多く引き出している実態が明らかになった。 

 【調査概要】
調査の方法:ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式
調査の対象:全国の20歳~69歳の男女で、お勤め先もしくは自身が行っているビジネスでSNS運用を担当している方
有効回答数:966名 
調査実施日:2025年2月5日~2月7日

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2025/05/19 13:00 https://markezine.jp/article/detail/49112

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