モニタスは、ベトナム国内で3,000万人以上が登録するFinTechアプリ「MoMo」を提供するOnline Mobile Services Joint Stock Company(以下、Mサービス)と連携し、同サービスのユーザーを対象とした市場調査を実施可能となったことを明らかにした。
合わせて両社は、18歳以上のハノイ・ホーチミン在住ベトナム人1,200名を対象に、「ベトナムにおける日本文化の実態調査」を実施。同調査では、ベトナムの消費者が日本の食品、製品、コンテンツに対してどの程度関心を持ち、実際に購入・体験しているのかを過去2年間(2023年1月~2025年1月)の訪日者・非訪日者ごとに分析した。以下、一部を紹介する。
ベトナム人の日本製品購入、訪日者は月1~3回購入する人が3割超
ベトナムにて日本の製品・食品を購入する頻度を聞いたところ、訪日者では「月1~3回程度」と答えた人は33.5%に。非訪日者では「4ヵ月に1回以下」と答えた人が28.9%という結果となった。

日本製の電子機器・化粧品のニーズが高い
次にベトナムにて日本製品・食品を購入する場所を聞いた。結果ShopeeやLazada、Tikiなどの「オンラインショッピングサイト」が最も多く、訪日者・非訪日者ともに約6割を占めた。次いで「スーパーマーケット」は訪日者で45.2%、非訪日者で45.3%となった。

続いて、簡単に購入できるようになってほしい日本製品を聞いたところ、訪日者・非訪日者ともに「電子機器」「化粧品とヘルスケア」の需要があることがわかった。

日本の情報をSNSで収集する人が約7割以上
最後に、ベトナム人における普段の情報収集方法について聞いた。訪日者・非訪日者ともに「SNS」が8割超、「ネットのニュースサイト」が約6割とネットでの情報収集が圧倒的に浸透していた。また日本に関する情報収集も訪日者・非訪日者ともに「SNS」が75%以上を占めた。

【調査概要】
スクリーニング調査を実施し、過去2年間(2023年1月~2025年1月)での訪日経験を確認
調査期間:2025年1月24日~2025年2月14日
調査手段:オンライン・モバイル調査
調査対象:MoMoアプリ利用者、ハノイおよびホーチミンに住んでいる18歳以上の男女
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