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SNSの活発化をきっかけに、中心に「おひとり様消費」が進化【楽天インサイト調査】

 楽天インサイトは、年に1度実施する、大規模調査の結果である「アスキングビッグデータ」から、「生活意識」に関する3年間の意識変容について分析結果を発表した。

「おひとり様消費」が進化

 まず旅行意識について「旅行は他の人と一緒に行くより1人旅を満喫したい」かを尋ねた。結果「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と答えた人は1.0ポイント増加した(2023年版:36.9%/2025年版:37.9%)。

 また、「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した人を【旅行1人で満喫派】、「全くあてはまらない」「あまりあてはまらない」と回答した人を【旅行1人で非満喫派】と定義。「趣味や旅行先の出来事や写真を、よくSNSで発信している」と答えた人は【旅行1人で満喫派】では36.0%、【旅行1人で非満喫派】では20.3%となり、15.7ポイントの違いがあった。

 つまり、1人旅行を満喫している人の方が、SNSでの情報発信が活発なことが見て取れる。これらの結果から、1人で楽しむ時間と、その体験を共有する喜びを両立する、1人向けの商品やサービスの利用といった新たな「おひとり様消費」の可能性が考えられる。

食品の値上がりから、鮮度・栄養を妥協か

 食に関する意識では、「食生活に不安を感じている」かを聞くと、「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と答えた人が2年間で1.6ポイント増加した(2023年版:42.5%/2025年版:44.1%)。

 一方、「高くても鮮度・素材の良い食品を選ぶ」と答えた人は2.2ポイント低下(2023年版:49.2%/2025年版:47.0%)。また、「栄養バランスに配慮した調理を心掛けている」は2.8ポイント低下した(2023年版:61.0%/2025年版:58.2% )。物価上昇により、栄養バランスや食材に配慮する余裕がなくなり、食生活への不安を増大させている可能性がありそうだ。

中高年層を中心にデジタル化への不安が増加

 最後はデジタル化について。「世の中のサービスのデジタル化についていけるか不安」かどうかを聞いた。「(不安で)非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した人は1.3ポイント増加した(2023年版:53.4%/2025年版:54.7%)。

 年齢別にみると、10代・20代の男性・女性が40%台であるのに対して、40代以上の女性では特に割合が高かった。具体的には、40代女性は65.9%、50代女性で70.0%、60代女性は69.3%、70代女性で65.9%と、いずれの年代でも6割を超える結果となった。

 また、男性は50代の50.2%が最も高く、中高年層が不安を抱えていることがうかがえる結果となった。

【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:15歳~69歳、男女
回収サンプルサイズ
2023年版:552,160サンプル
2024年版:485,370サンプル
2025年版:401,156サンプル
調査期間
2023年版:2022年11月29日(火)~2022年12月23日(金)
2024年版:2023年11月28日(火)~2023年12月25日(月)
2025年版:2024年11月28日(木)~2024年12月18日(水)
調査実施機関: 楽天インサイト

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MarkeZine(マーケジン)
2025/04/21 08:20 https://markezine.jp/article/detail/48937

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