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クロスチャネルで伸ばす音声広告プランニング(AD)

「聴く時代」の広告に向き合えているか。電通デジタルとSpotifyが語る、運用型音声広告の真価

特に印象的な音声広告事例は?データが証明した意外な実力

林:電通デジタルはSpotifyを活用した事例を積極的に積み上げてくださっています。特に印象的な案件や、そこから得た知見を教えていただけますか。

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小尾口:1つ目は旅行サイト『エクスペディア』の事例です。「ブランドリフトが最大化する最適な配信設計を検証したい」という目的で、ナレーターの性別(男性・女性)とターゲティングの性別を組み合わせた4パターンを設計して検証しました。

 その結果、アッパーファネルでは有意差は出なかったものの、興味関心や検討といったミドルからロワーファネルでは「ナレーターと受け手が同性の組み合わせのほうが、効果が高い」というデータが得られました。クリエイティブの性別と受け手の性別の相関がロワーファネルに影響するという知見は、今後の配信設計に活かせる発見でした。

 もう1つがアサヒビールのアサヒゼロの案件です。忘年会・クリスマス・年始のシーズンに合わせて、物性訴求が主となる普段のメインコミュニケーションではなく、年末というモーメントを最大限に意識しました。ターゲットのインサイトを深ぼりしたクリエイティブを配信することで、自分ごと化につなげ、年末にターゲットが抱く情緒にあわせ、新しい選択肢としてアサヒゼロがあるという訴求を目指しました。

 結果として、認知率では+12pt以上・購入意向は+20%以上も広告接触者でのリフトが確認でき、特に反応が高かったのが「40代男性・子持ちの正社員」で、まさに既存のアルコール商材に慣れ親しんでいる層で態度変容が見られたことは、Spotifyでの音声広告が持つ力を実感できる結果になりました。

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使用した音声広告クリエイティブ

 Spotify広告とデータクリーンルームを組み合わせる活用も広がっていて、カーブランドや製薬会社など、来店効果を検証したい広告主からの関心が高まっています。

 昨年末、BMW Japanの案件において、音声広告の来店効果を初めてデータで実証することができました。自動車関連施設への来訪履歴を持つ高関心層にアプローチし、来店単価は通常配信比で 約15分の1に低減。テレビ・OOH・デジタル・音声の4媒体すべてに接触したグループが来店率 15.00%で最高値。次いでテレビCM・OOH・デジタルが12.58%、テレビCM・OOH・音声が8.77%と、組み合わせが増えるほど来店率が上がり、かつ音声が加わることで底上げ効果が生まれることが確認されました(詳細がわかる記事はこちら)。

 以前は「音声広告は効果の可視化が難しい」と言われることもありましたが、購買や来店、検索といった深いファネルまで計測できるようになってきていて、キャンペーンの結果を次の打ち手に結びつけやすくなっています。

フルファネルの証明へ。音声広告の新たなスタンダードを、ともに作る

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林:今後の展望について、取り組みたいことや期待していること、広告会社のプランナーへのメッセージを聞かせてください。

小尾口:まずデータクリーンルームをさらに多くのクライアントに活用いただき、マーケティング課題を深く掘り下げられる環境を広げていきたいです。プロダクトへの期待としては、Spotifyはアッパー〜ミドルファネルの媒体というイメージがまだ根強いので、ロワーファネルへの貢献がよりわかりやすくなる機能の拡充を楽しみにしています。

 プランナーの皆さんへのメッセージとしては、まずSpotifyを実際に使って広告に触れてみて欲しいというのが一番です。Spotifyの自社広告を含め、音声ならではのクリエイティブの発想に触れることで、「こういうアプローチができるんだ」という気づきが生まれます。まずトライしてみることが、新しいスタンダードを作っていく第一歩だと思っています。

林:データクリーンルームによって高度なオーディエンス分析や来店・購買などの効果計測できるようになってきた今、Spotifyがフルファネルで機能するプラットフォームであることを実績として積み重ねていけるフェーズに入ってきました。2026年は特にその実績を数字として証明していくことも1つの大きな目標です。

 広告会社・広告代理店の皆様にとって、Spotify広告マネージャーを活用いただきやすい環境が整ってきていると感じています。無償の音声制作ツールで音声クリエイティブの制作ハードルは大きく下がっていますし、今後生成AIによる音声制作機能もリリース予定で、業界全体でその空気が変わり始めています。まずは実際の配信を通じて知見を蓄積しながら、その成果を我々、カスタマーサクセスチームと一緒に育てていきたいと考えています。電通デジタルとも引き続き連携し、日本における音声広告の可能性をさらに広げ、市場形成を加速させていきたいと考えています。

サウンドオンの時代。ミュートされないマーケティング戦略を、Spotifyと考えませんか。

 AI・ストリーミング・コネクテッドデバイスの普及により、音声は補助的なチャネルから中核メディアへと進化しています。広告主の80%が「デジタル音声は他メディアより信頼を得やすい」と回答。Spotifyが発行する最新インサイトレポートで、音声マーケティングの今と未来を読み解きましょう。

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:スポティファイジャパン株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2026/06/25 10:00 https://markezine.jp/article/detail/50696

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