2016年6月20日~21日(米国時間)に米国ワシントン州シアトルで「SocialPro 2016」が開催されました。「モバイルファーストからビデオファースト」というフレーズも飛び交った、海外のソーシャル活用の最前線をレポートします。
海外ソーシャルメディア活用最前線
「SocialPro」はオーガニック・ペイド問わずソーシャルメディアマーケティングの先進的なトピックが扱われるカンファレンス。今回が2回目の開催であり、スピーカーが30名以上、参加者は300名以上となりました。会場はシアトルのダウンタウンからも近い、港沿いのBell Harbor International Conference Centerで、主催は米デジタルメディア『Marketing Land』や『Search Engine Land』を運営するThird Door Media社です。

テーブルごとに参加者の熱やレベル感の差はありましたが、1日目に筆者が参加した「Table 9:Generating Social Conversions & Leads(ソーシャルでのコンバージョンとリード生成)」においては、事業主・エージェンシー・ベンダー混合の9人全員が時間一杯まで議論を交わすほどの白熱ぶり。イベント全体を通して、ソーシャルメディア活用におけるビジネス課題に対するディスカッションはもちろん、ペイドを絡めたより実践的なソーシャルメディア施策を実行するための意識や方法論が共有されました。
印象的なトピックとしては、海外では日本よりも先に進んでいる動画コンテンツについても多くが語られていましたが、単なる成功事例の紹介には留まりません。ターゲットのインサイトをどのように捉え、どのようなアプローチによって動画コンテンツを活用し、ビジネス目標を目指していくか、といった踏み込んだ内容が語られていました。
また、特定のソーシャルメディアからの流入ユーザーに対して、Google アドワーズのRLSA(Remarketing Lists for Search Ads)を用いた施策など、他の広告と絡めたテクニカルな手法も紹介されており、広告運用者であれば惹きつけられる内容も盛り込まれていました。
海外ソーシャルメディア活用に蔓延する3つのビジネス課題
海外におけるソーシャルメディア活用は、ソーシャルメディアのユーザー数が大規模であることもあり、それがもたらすビジネスインパクトも日本に比べ段違いです。そのため、今回のカンファレンスでもプライオリティの高さが伺え、セッションは先進的な内容で溢れていましたが、ソーシャルメディアは変化が早く対応に追われるという点は、日本同様の課題でした。
今回、カンファレンスとしての全体テーマは定められてはいないものの、それぞれが密接に関わり合う以下の3つのトピックに関する話題が、どのセッションでも登場していたのでトピックごとに紹介します。
- カスタマージャーニーを見据えたソーシャルメディア運用設計
- ソーシャルメディア活用におけるコンテンツ(モバイルファーストに加えビデオファーストへ)
- 計測とアトリビューションマネジメント
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鈴木 雄翔(スズキ ユウカ)
株式会社Viibar マーケティング事業部マネージャー 広告プランナー
これまで運用型広告を軸としてデジタルマーケティングの設計やオペレーションに従事。前職のアナグラム株式会社では多様なビジネスの課題解決や成果追求を行う。3年間の在籍後、動画によるコミュニケーションや広告クリエイティブの可能性を突き詰め...
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