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消費財メーカー400社の知見から業務を大幅に効率化 インテージの「iTree」でデータ活用が変わる

売り上げの好調・不調の要因を一目で確認

――では、「iTree」とはどのようなツールか、概要をお聞かせいただけますか?

坂爪:「iTree」は、マーケティングデータの分析を自動化する消費財メーカー向けのダッシュボード・アプリケーションです。第一弾コンテンツとして提供開始した「トラッキングナビ」では、商品を販売した後に、定点的に見なければいけないデータを集め、どこに売り上げの好調・不調の要因があるのかということを一目で確認することができます

 使い方はシンプルで、まず「iTree」を開いていただくと「販売量」「シェア」など、あらかじめ設定しておいた目標の達成度が確認できます。到達状況をチェックした後は、「認知」「購入意向」「トライアル購入」「リピート購入」という購買ファネルごとの達成度を見ていき、どこに好調・不調の要因があるかを検証していきます。

「iTree」のダッシュボード画面(タップして拡大)
「iTree」のダッシュボード画面(タップして拡大)

坂爪:たとえば上の例だと、「認知」「リピート」に問題があることがわかります。未達の要因を探るため、「認知」の詳細を見ると、ブランド認知経路や広告量は適切なのか、どれくらいの店舗に配荷されているのか、店頭で棚のスペースを確保できているか、といったチェックすべき項目がまとめられているので、それぞれの項目に関連する詳細なデータを競合商品のデータと比較しながら確認し、要因を特定していきます

購買ファネルのステップ別に、検証の論点に沿って要因を特定(タップして拡大)
購買ファネルのステップ別に、検証の論点に沿って要因を特定(タップして拡大)

消費財メーカーのマーケティング課題を類型化

――集計したデータのどこを見ていけばいいかが直感的にわかるようになっているのですね。検証の論点などは、どのように定めていったのでしょうか?

飯野:「iTree」の構想段階から、外部の戦略コンサルタントにもプロジェクトに入ってもらい、マーケティング課題を類型化しました。そうして、消費財メーカーのマーケティングにおいてどのような論点があるかというロジックツリーを作っていったのです。検証の論点は、これらをベースに定めています。そして、論点の答えが出せるよう、データベースを横断して様々なデータを集約して、誰もがすぐに読み取りやすいよう順序立てて表示しています。

坂爪:ただたくさんのデータがあっても、日々データ活用をしている我々でさえ、どこを見れば良いのかというのはわかりません。先に仮説があって、どこにボトルネックがありそうだなという予測が立たないと、データは活用していけないのです。

 「iTree」を活用いただくことで、これまで多くの時間・手間をかけていた「データ収集・分析」を大幅に短縮することができます。ぜひ、新しく生まれた時間で、本来時間や労力をかけるべきだった分析の深掘りや、施策プランの立案、商品開発などに注力いただき、業務の生産性を高めていってほしいですね。

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インテージが持つ多数の「パネルデータ」を活かして

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2019/04/08 10:00 https://markezine.jp/article/detail/30250

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