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事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地(AD)

Instagramの今はこの記事でわかる!Facebook社公式セミナーの内容を総まとめ

 Facebook Japanは2021年9月15日に、オンラインセミナー「House of Instagram 2021」を開催。コロナ禍における制約の中でも顧客とのコミュニケーションを継続し、ビジネスを成長させるために、Instagramが様々な側面で貢献できることを示した。本記事では3つのセッションの様子をダイジェストでお送りする。

1つのメディアで興味喚起~購買が完結

 グローバルの月間アクティブアカウント数が10億以上にまで成長したInstagram。国内の月間アクティブアカウント数は2019年3月時点で3,300万を突破し、その後も増え続けている。

 今年9月からは日本において大規模なコンシューマー向けマーケティングキャンペーンを展開し、利用者のさらなる拡大を目指している。「LOVE YOUR LOVE 好きっていいね。」。「好き」は誰かと比べるものではなく、自分にとって本音の “LOVE(好き)” を大切にしようという想いが込められている。

 Instagramは利用者が好きな人やモノに出会う場所になっており、その「好き」を「欲しい」にまで動かす。Facebook社では、Instagramのビジネスにおけるこのような価値を「好きと欲しいをつくる」という言葉で表現している。

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 本セミナーの基調講演「好きと欲しいをつくる Instagramの進化」に登壇したFacebook Japan 代表取締役の味澤氏は、Instagramがどのようにして好きと欲しいを作り出すのか、最新の調査データにも触れながら説明した。

 「これまでのマスメディアを中心としたマーケティングでは、AIDMAやAISASといったファネルが想定され、生活者はファネルの各段階で異なるメディアに接触し、比較的長い時間を経てアクションを起こすとされていました。これに対しInstagramでは、利用者ははじめから『好き』を発見したいというマインドセットをもち、情報収集しています」(味澤氏)

 Instagramは高度なアルゴリズムによって、それぞれの利用者にパーソナライズされた商品やサービス情報を届ける。だからこそ認知した瞬間に自分ゴト化され、欲しいという気持ちが高まるのだ。実際に利用者の83%が「Instagramで商品やサービスを見た後にアクションを起こしたことがある」と回答している。

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 さらに、そこからシームレスに商品の詳細や購入サイトへ遷移できる仕組みを提供。Instagram上の投稿に商品名や価格などの詳細をタグ付けできる「商品タグから詳細を閲覧している人は昨年比65%増と、浸透していることがうかがえる。

 Facebook社ではInstagramを通じて届けられる購買体験を「発見型コマース」と呼び、別セッションにて詳しく紹介している(アーカイブ配信あり:視聴期間は2021年12月31日まで)。

Facebook Japan 代表取締役 味澤 将宏氏
Facebook Japan 代表取締役 味澤 将宏氏

利用者のインサイト分析で、広告効果を高めた例も

 次に味澤氏は、ビジネスが「好きと欲しいをつくる」ために、Instagramが提供する3つの「できること」説明した。

(1)偶発的な発見を生み出せる

 日本の利用者はとりわけ発見する行動に積極的で、グローバル平均に比べ5倍多くハッシュタグ検索を活用している。さらに、利用者の42%が「興味のあるブランドをもっと知るために、プロフィールページにアクセスする」と回答しており、過去の投稿も含めて、ブランドのより深い情報・世界観を感じようとしていることがうかがえる。

 より多くの偶発的発見を生むために、広告主企業とFacebook社が協業するケースも増えている。たとえばパナソニックの高級トースター「オーブントースター ビストロ」では、新モデルのキャンペーンをInstagramを中心に設計。Facebook社が保有するデータを活用しながら利用者のインサイトを分析し、メディアプランやクリエイティブ制作に活かすことで、前モデルの2倍の売上を達成した。事例の詳細は別セッションにて解説されている。

(2)コミュニティを通じた共感をつくれる

 ブランドからの一方的な情報発信だけでなく、インフルエンサーやコミュニティを通じて情報が広がることで、より多くの「好き」と「欲しい」が生まれていく。講演では、「フォローしている美容家のInstagramライブで紹介されていたコスメが気になった」「ファッション系インスタグラマーの投稿を保存しておいて、店頭で見ながら買っている」といった利用者の声が紹介された。

(3)多面的にブランドストーリーを伝えられる

 プロフィール、ショップ、ストーリーズ、IGTV、リールといった様々なツールを活用できる。調査によると、利用者の85%が「フィード以外のツールを情報の発見のために使っている」と回答。多様な使い方が定着している。

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 Facebook社ではこうした利用状況を踏まえ、複数のメッセージ、複数のクリエイティブを組み合わせながら、より深いストーリーテリングを行うことを推奨している。

AR/ VRがショッピング体験を進化させる

 最後に味澤氏は、より充実したショッピング体験に向けたテクノロジーへの投資について言及。米国では今年から、AIを活用した新たなビジュアル検索機能のテストが開始された。また、ARを通じて商品を事前に体験できる機能の開発も進んでいる。Facebook社ではAR/VR関連のグローバル市場規模は2025年までに約6倍に成長すると予測しており、マーケティング分野においても、没入感を活かしたブランドとのエンゲージメント強化を実現していくということだ。

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次に紹介するセッションでは、各ツールのアップデート&ビジネスにもたらす効果を紹介!

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ストーリーズ、リール、ライブ、ARの新機能・活用ポイント

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/10/18 11:30 https://markezine.jp/article/detail/37407

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