アミューズメント業界においても、消費者の変化に合わせてデジタルと店舗の強みをかけあわせたOMOの取り組みが盛り上がってきた。バンダイナムコアミューズメントは「Human Connection」をミッションに掲げる統合型カスタマーエンゲージメントプラットフォームのBrazeを導入することで、オンラインとオフラインの境にこだわらず、リアルタイムのデータから新しい顧客体験を提供しようとしている。同社が持つ顧客体験への考え方や理念について、プロジェクトを牽引する4名に伺った。
バンダイナムコアミューズメントの目指す顧客体験とは?
MarkeZine編集部(以下、MZ):皆さんが担っているミッションと、Brazeの活用における役割を伺えますか?
松本:現在は、DXの推進とマーケティングの全般を同分野のスペシャリストとして牽引しています。Brazeに関しては、高原からの提案を受けて最終の承認をした立場です。
高原:DX部のデジタルビジネス推進課に所属し、デジタルを活用したビジネス課題の解決・改善を行っています。Brazeの導入の提案と、Brazeと他のサービスをどうつなげるかといった運用設計の上流部分を担当しています。
髙橋:DX部のOMO推進2課という部署で、キャラクターのコラボイベントやガシャポンの事業におけるOMO推進を担っています。その名の通りECだけではなく、リアルな店舗とデジタルの連携をミッションとする部署です。実務としては「ナムコパークス オンラインストア」というECサイトの運営も行っています。
清川:高橋と同じく「ナムコパークス オンラインストア」の運営に携わっており、その会員様向けのメールマガジンにおいてBrazeを活用しています。別の部署の担当にはなりますが、Brazeはオンラインクレーン事業の「とるモ」においても活用されています。
MZ:皆さんが所属されているDX部は、どういったミッションを担う部署なのですか?
松本:2022年に新設された部署で、主要なミッションにOMOを推進していくことがあります。スマホでの常時接続が当たり前となり、顧客へ真摯に向き合うためにもOMOを実現しなければならないと数年前から計画していました。さらにコロナ禍で、リアル施設事業のリスクが浮き彫りになったことで、OMOの推進が本格化しました。我々は長年リアル店舗で事業を展開してきたので、なかなかデジタルが浸透しづらい土壌があります。そこを変えていくためにもDX部として組織化された背景があります。

MZ:DX部、ひいては御社が目指している顧客体験や価値提供はどういったものでしょうか?
松本:流通と接点の2つを変革したいと考えています。施設事業だとどうしても時間や場所の制約がありますが、その枠を取り払い、「いつでも」「どこでも」お客様の要望すべてに対応していくことで、柔軟にサービスを流通させていきたいです。
もう一つ、これまではリアル店舗の接客がお客様との一番の接点でしたが、これからはデジタルも活用して、店舗で味わえるような接客体験をデジタル上でも高頻度に提供したいと考えています。単に頻度を増すだけでは「面倒くさい」と思われかねないので、そこはBrazeを活用して適切にしていきたいですね。
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
岡田 果子(オカダ カコ)
IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
