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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Online

事例を通して見る世界のマーケティング/ブランディングのトレンド

そのメディア投資は正解か?調査データが示す、メディアプランニングの新常識となる4つの視点

新視点2:予算配分=ブランド重視が正解に 破滅のループを阻止

わかりやすい投資効果指標

 デジタル広告の恩恵として、今では“クリック数”や“購入件数”といった数字をリアルタイムで確認できるようになりました。広告効果が直接的にわかることは評価やプランの改善にも結びつきやすく、マーケティングの現場では重宝されています。

パフォーマンス偏重はROIを下げる?

 このような背景から、デジタル広告を中心とした「パフォーマンス広告/獲得広告」は、効果が数値化されやすいため、ブランド広告に比べて予算が偏りがちです。

ブランド広告とパフォーマンス広告の違い
ブランド広告とパフォーマンス広告の違い(クリックすると拡大します)

 ところが、実はROI(費用対効果)が最も高いのは「バランス型」のメディアプランだということが、調査からわかっています。たとえば、現在「パフォーマンス型」に偏っているブランドが「バランス型」に切り替えると、広告ROIは最大で90%向上する可能性があります。逆に、うまくいっている「バランス型」のブランドが「パフォーマンス型」に寄せすぎると、広告ROIは40%下がる可能性があるとされています。

「バランス型」メディアプランと「破滅のループ」
「バランス型」メディアプランと「破滅のループ」(クリックすると拡大します)

 なぜなら、パフォーマンス広告が主に届ける相手は、既に商品やブランドを知っている人だからです。この層だけに広告費を使い続けると、まだブランドを知らない新しい顧客に出会う機会が減り、将来の見込み顧客が育たず、成果が先細りしていきます。こうした状態は、業界レポートで「Doom Loop(破滅のループ)」とも呼ばれ、陥りやすい罠として指摘されています。

黄金比は「ブランド60%:パフォーマンス40%」

 では、理想的な予算の配分はどのくらいでしょうか? 大量の実データと計量経済学の分析に基づく研究では、ブランド広告に60%、パフォーマンス広告に40%を配分することで、ROIが最も高くなるとされています。実際にブランド広告には認知を高めるだけでなく、購買を後押しする効果もあることがわかっています。つまり、ブランド広告への投資は「回り道」ではなく、長期的な費用対効果を高めるための「近道」でもあるのです。

予算配分の黄金比とアーキタイプ別に最も機能するメディアプランが異なることを示す概念図
予算配分の黄金比とアーキタイプ別に最も機能するメディアプランが異なることを示す概念図(クリックすると拡大します)

 ただし60対40はあくまで一般的な目安と言われています。商品カテゴリーや市場環境、ブランドの成長フェーズによって、最適な比率は変わります。最新の調査でも、メディアプランのタイプによって適切な配分は異なることが示されています。大切なのは「ブランド広告への投資を軽視しない」という意識を持ちながら、自社の状況に合わせて柔軟にプランを構築していくことかもしれません。

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新視点3:ファネルは「動的」に変化する

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この記事の著者

北市 卓史(キタイチ マサシ)

HAVAS JAPAN 株式会社   Executive Director

営業職をベースに、国内と海外にて広告代理店の会社/新規事業立ち上げに従事。2022年より世界149カ国にオフィスを展開する広告代理店であるHAVAS社の日本法人の現職に就任。多様性のある職場や働き方、他国オフィスとのオペレーシ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/05/25 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50780

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