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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Autumn

イベントレポート

グランプリは花王!YouTube Works Awards Japan 2026の受賞作品を一挙紹介

導入意向31.5ポイントUP!キングジムの『おねがいテプラ』

 ブランドや商品の認知・比較検討・検索数、好意度などのブランドリフトに貢献したキャンペーンを表彰する「Best Brand Lift部門」。同部門の部門賞に選ばれたのは、キングジムの『おねがいテプラ』だ。

キングジム/『おねがいテプラ』

 ペーパーレス化が加速する中、発売から30年以上が経つラベルプリンター「テプラ」は、単なる整理整頓の道具という強固な固定観念に縛られ、新たな成長機会を失っていた。オフィス事務用品のイメージを脱却し、建設・製造・医療・教育などの現場における新需要を創出することが急務だった。

 そこで「#おねがいテプラ」と題し、肩こりや職場の緊張など、テプラでは一見解決不能な課題に挑むドキュメンタリームービーを制作。ラベルを貼ることで人の意識や行動が変わる様子を可視化し、テプラを「解決策を具現化する存在」として描いた。

 広告認知者と非認知者の導入意向の差を分析すると、31.5ポイントもの圧倒的なスコア差を記録。広告認知者の導入意向が72.8%だったのに対し、非認知者は41.3%だった。Xのオウンド投稿は全件1,000リポストを達成し、タイアップ記事で平均の5.5倍のPVを記録するなど、事務用品の枠を超えて社会的な注目を集めることに成功した。

52分の長尺動画で販売ページの閲覧数を伸ばした味の素

 生活者の関心を高め、意思決定を後押しすることにより、オンラインで直接的な行動を促すことに成功し、ビジネス目標を達成したキャンペーンを表彰する「Best Engagement & Action部門」。同部門の部門賞に選ばれたのは、味の素の『Cook Do極シリーズ「極中華道」~最古の鍋で原点を食らう~』だ。

味の素/『Cook Do極シリーズ「極中華道」~最古の鍋で原点を食らう~』

 中華合わせ調味料「Cook Do 極」シリーズの認知・トライアル促進と、継続的な間口拡大によるブランドのLTV向上を目的とした本施策。開発責任者が中国の四川省へ赴き、古い中華鍋を探して現地の料理人に商品を実食してもらうという、52分に及ぶ食文化ドキュメンタリーを制作した。

 フェーズ1のデマンドジェネレーション配信(※)において、Amazonの商品ページ閲覧数は183,487件を記録。目標値(96,200件)の190.7%に及んだ。フェーズ2ではインフィード動画広告配信により、コンテンツ本編の再生開始数が84.7万回を突破。本格中華としてのこだわりや商品開発のストーリーを長尺で伝えることにより、ECサイトへの遷移を促した。

※Google広告のデマンドジェネレーション配信は、YouTube、Discover、Gmailに動画や画像を配信し、視覚的な訴求でユーザーの興味喚起から獲得までを促すAI自動化キャンペーン

「ルンバ」売上伸長のポイントは大量UGCの活用にあり

 YouTube(PC/モバイル)やYouTube Shorts、YouTube Connected TVなど、様々なユーザーとの接点と、それに適したフォーマットを活用して優れた成果を出したキャンペーンを表彰する「Best Multi Format部門」。同部門の部門賞に選ばれたのは、アイロボットジャパンの『ルンバで #床サイコー』だ。

アイロボット/『ルンバで #床サイコー』

 吸引力やマッピング精度といったスペック競争が激化するロボット掃除機市場。生活者にとっては、機能面での差別化が認識しづらいコモディティ化の傾向にある。本プロジェクトでは、長年市場を牽引してきた「ルンバ」の資産である膨大な量のUGCに着目。生活者に愛されてきた実績を、単なるレビューではなく「生活を明るく変える実証データ」として再定義し、機能比較に終止符を打つコミュニケーションを展開した。

 具体的には、縦型に最適化したUGC風のクリエイティブを制作。「#床サイコー」というコピーで共感を喚起した。YouTubeの複数フォーマットを駆使し、認知から購買意欲の醸成までを一気通貫で実現した結果、2025年11月20日から開始した冬の大型セールにおいて、前年実績を大きく上回る売上成長を達成。YouTubeを起点とした質の高い潜在層の育成が、実際の購買行動に直結した形だ。

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“あえて無言”の動画で売上9.5億円増の「プレミアムガーナ」

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この記事の著者

渡辺 佳奈(編集部)(ワタナベ カナ)

1991年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を2013年に卒業後、翔泳社に新卒として入社。約5年間、Webメディアの広告営業に従事したのち退職。故郷である神戸に戻り、コーヒーショップで働く傍らライターとして活動。2021年に翔泳社へ再入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/06/16 15:00 https://markezine.jp/article/detail/50860

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