女性のライフスタイルの変化、共働き世帯の増加などを背景に、男性が家庭で果たす役割に注目して行われた調査では、今年1月に20~69歳の既婚男女1200名を対象にインターネットアンケートを行い、それを踏まえて6月に既婚男女11組を訪問してインタビューを行っている。
「高感度男性」とは、食・家族・環境の3つに対する意識が高く、自分の役割をバランスよく果たす男性のこと。高感度男性は20代の割合が大きく、低感度層は40代、50代の割合が高くなっている。
高感度男性は仕事の時間も長いが、家族と一緒に過ごす時間も長くなる傾向が見られ、特に休日は長時間家族と過ごしている。休日は、家族で買い物やテーマパークに出かけたり、外食したり、夫婦で過ごす人が多い。また、日常的に朝食、夕食を家族で食べる割合が高く、特に休日の夕食は9割を占めている。
家事への参加も積極的で、特に家庭内がうまくいっていると感じている妻がいる家庭では、ごみ出し、大掃除、下げ膳、エアコンのフィルター掃除などの実施率が高くなっている。家事を手伝うにしても、妻のニーズを把握して、地道に行動することが重要のようだ。
また、妻を恋人や同士・相棒ととらえる人の割合は、高感度男性では56.0%に達しており、中感度層(40.2%)、低感度層(12.7%)と大きな差が開いている。
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