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アプリを使ってブタに餌をあげよう!「工場式畜産」に異議を唱えるインタラクティブなキャンペーン

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 広々とした牧場で放し飼いにされている豚たち。そこにロンドンの街中からスマートフォンを使って(!)リンゴを与えることができる、楽しい仕掛けが登場しました。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要
  • 時期:2013年
  • 国名:UK
  • 企業/ブランド:Compassion in World Farming
  • 業種:動物愛護団体

ロンドンの街中から、豚にリンゴを?

 私たちにとって身近な食材である、豚肉。

 その豚肉をより効率よく生産するために、ブタたちを体の向きも変えられないような狭い場所に押し込め、早く大きくなるように成長ホルモンを打つ、という「工場式畜産」が現在、世界の畜産業界で主流となっています。

 そんな現状に強く意義を唱え、家畜の放し飼いを推奨する動物愛護団体「Compassion in World Farming」は、都会に住む人々に、“家畜は人間のための単なる商品ではなく、大切にするべき命である”ことを考えてもらおうと、「Live feed」と名付けたキャンペーンを打ち出しました。

 キャンペーンが実施された場所はロンドン市内のショッピングセンター。

 人通りの多い場所に設置された巨大なスクリーンには、イギリス南東部にある農場の映像がライブ配信されており、ブタたちが広大な牧草地を自由に動き回る様子が映し出されています。

 さらに、スマートフォンで同団体がリリースしたアプリをダウンロードし、そのアプリを通じて1ユーロを寄付すると、農場のブタたちにリンゴをあげられるという楽しい仕掛けになっています。

 1ユーロを払い、スクリーンに向かってスマホを投げるモーションをすると…

 農場に設置されたマシンがブタに向けてリンゴを投げます。ブタたちのいる農場に、直接リンゴを投げ込んでいる気分になりますね。

 このキャンペーンは開始から5日間で500個のリンゴが投げられ、多くのロンドン市民にとって、家畜の健全な飼育について考えるきっかけとなりました。

 何とも愛らしい様子でリンゴをかじるこのブタも、いつかは誰かの食卓に乗ることになる…そう思うと悲しいような、複雑な気持ちになりますが、この葛藤を感じるからこそ、私たちの生活に直接かかわる問題として受け止めることに繋がるのではないでしょうか。

 そして、ただ消費者に状況を説明して理解してもらうだけではなく、『ブタたちにリンゴを与える』というインタラクティブな仕掛けにすることで人々の関心を強く引き付けた、巧みなプロモーションだと思いました。

動画はコチラ

参考サイト

 先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:AdGang

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