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オラクルにネメルカ氏参画、強力なグローバル連携と日本市場へのフォローでマーケティング・クラウド加速

開発から意思決定まで、非常に速いスピードが強み

押久保:オラクルに参画されて、チーム体制やスピード感についてはどのような感想をお持ちですか?

ネメルカ:企業の規模が大きければ、常に課題はあります。しかしその上で、オラクルは市場でのリーダー性に優れていますし、ニーズをしっかりと理解して俊敏に動く体制も整っていると思います。本当に、普通の会社なら2年3年とかかりそうなことを、数か月で達成しています。そのスピード感には感銘を受けるほどです。

 OMCはグローバルチームですが、だからといって日本の個別ニーズに対応できていないわけではありません。グローバルで連携してブラッシュアップする一方で、しっかりローカルを見てビジネスを推進できるように、私もサポートしていくつもりです。

押久保:大山さんも、やはり、スピードは速いと感じますか?

大山:そうですね。プロダクトの開発に対する圧倒的な投資額と、それに比例する非常に速いスピードでの製品化に驚かされることがしばしばあります。例えば、つい最近に買収した製品の特長的な一部機能が、数か月後には別の製品で連携されてユーザーインターフェースから使えるようになっている、というようなことが珍しくありません。目に見えないインフラ部分でも、買収した製品のデータベースを、オラクルの主力製品であり業界トップクラスの品質を誇るデータベースへ変更する等、まるでフェラーリのエンジンが搭載されるように着々と改善が進んでいます。一方で、買収後も製品の持つイノベーションは失わずに製品開発が進められていると実感しています。

 さらに実感することは、経営層の意思決定の速さですね。先日も、日本オラクルは、「Oracle Cloud」、特にSaaS(Software as a Service)の営業・顧客サポートなどの人材を新たに200名の規模で採用すると発表しましたが、日本市場へコミットし判断を下すまでのスピードには、現場の私たちも驚きました。

日本のイノベーションを吸い上げ、さらに価値ある製品へ

押久保:ネメルカさんはこれまでのご経験から、日本の企業や市場をよく理解されていると思います。日本オラクルならではの顧客への向き合い方、こだわりなどはどう感じているのでしょうか?

ネメルカ:そうですね、日本オラクルは外資系企業でありながら、日本の企業のプラットフォームとして機能することに強いこだわりがあると思います。上場企業であることも大きいと思いますが、グローバルで開発されたソリューションをただ単純にどう販売するか、という発想はありません。

 IT企業として、市場に安定的に高性能の製品を供給し続けるためには何をすべきなのか。日本オラクルの答えは、各企業と当社がパートナーとして一緒に成果を上げていこう、そこから得た知見を製品に反映しようという心意気にあると思います。

押久保:単にニーズを満たす製品を提供するだけではない、と。

ネメルカ:ええ。デジタル領域では、とかく日本は海外に遅れをとっていると言われていますが、私は日本にもたくさんのイノベーションがあると考えています。課題やニーズだけでなく、そうしたイノベーションを捉えて米国本社へ戻し、日本のクライアントに対応しながらグローバルでも価値ある製品へと進化させていくことが私の使命だと思っています。

Oracle Marketing Cloudのグローバルイベント「Modern Marketing Tour」
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「オラクル製品の設計思想を通して、自社の課題に気付いた」

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この記事の著者

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/07/31 12:00 https://markezine.jp/article/detail/22806

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