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人手不足のスーパーマーケットに朗報!ECのノウハウ満載の「販売予測システム」が自動仕入れを実現

スーパーマーケットを知り抜く神林氏も納得の分析性能

――神林会長から見て、「販売予測システム」はスーパーマーケットに対してどのようなメリットを提供できるのでしょうか。

神林: ゼロスタートの技術によって、精度の高い予測を高速で提供できることですね。元々私は家業のスーパーマーケットの経営に携わる中でシステムを担当していた経験があるので骨身にしみてわかるのですが、スーパーマーケットの在庫管理・発注処理は業務サイクル上、その日のうちに処理が終わることが理想です。だからこそ、精度とスピードが極めて高いレベルで両立していることは非常に重要です。

株式会社ノーチラス・テクノロジーズ 代表取締役社長 神林飛志氏
株式会社ノーチラス・テクノロジーズ 代表取締役会長 神林飛志氏

山崎:ゼロスタートは要求レベルの高いクライアントとの取り組みを通じて、ロジックの精度とスピードを高いレベルで両立してきましたので、その点には自信があります。

――システムをスーパーマーケット業界に紹介していくにあたっては、神林会長の業界に対する深い理解と人脈が役立っているとうかがいました。

山崎:そうなんです。私たち側から見ると、神林さんのスーパーマーケットへのアプローチ力は大きな魅力ですね。私たちのチャネルはまだまだEC分野に留まっています。それに、リアル店舗のご担当者が、AIや機械学習といったICT技術を自らの業務に活かそうという発想に対して拒否感を持っていることも少なくありません。

 だからこそ、スーパーマーケット業界に対して深い理解をお持ちの神林さんが企画したシステムで、実際に神林さんの口からシステムの説明を受けられるということの安心感は大きいはずです。

神林:スーパーマーケット事業者様には、最新のICT技術ということで身構えるのではなく、「日常的に活用しているEDIやPOSデータ分析の延長線上で『販売予測システム』を活用する」という視点を持っていただけるよう、お話をしています。

――実際の導入にあたっては、両社はどのような業務分担になっているのですか。

神林:私が営業・企画担当として、それぞれのスーパーマーケット事業者様と話をしながら、「販売予測システム」のメリットを紹介したり、そのスーパーマーケット固有の販売予測ロジックの考え方をヒアリングしたりしながら導入を進めていきます。

 そういったコミュニケーションをとる上では、私がEDIやPOSの導入を通じてスーパーマーケット業界の考え方を深く理解していることや、自分自身が小売業で受発注業務に就いていた経験が大いに役に立っています。

山崎:スーパーマーケットへのヒアリング内容を神林さんから引き継いで、実装は私たちの方で行います。それぞれの店舗や商品によっても予測ロジックは異なっていますから、たとえば「ネギ用ロジック」「まぐろ用ロジック」というように商品ごとにロジックを積み上げるというかなり地道な作業を進めます。

 スーパーマーケットで集めているデータはECに比べるとデータの粒度が大きく、量を集めて解析する必要があるので、そのあたりの設定には様々な調整を行っています。

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ノウハウが属人化しがちな発注作業をICTで底上げしたい

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/06/06 12:00 https://markezine.jp/article/detail/26473

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