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IT部門・マーケ部門がうまく協力するカギは「プロトタイピング」 富士通が語る、その理由とは

プロトタイピングを簡単に始める方法とは

 富士通は現在、このプロトタイピングにも役立つ「K5 Playground」という無料アプリ開発ツールを提供している。豊富なテンプレートやアプリケーションのレシピ集も多数用意することで、Webサイトやアプリ、チャットボットなどを簡単に制作できる。

 「テンプレートの中から必要なものを選んで編集を進め、色々なサービスを呼び出す部品を組み合わせることで、簡単にアプリケーションが作成できます。デザインに関しても選択形式で選ぶことができるので、イメージ通りのデザインに近づけやすいと思います」(藤田氏)

 様々なシステム、サービスとの連携も容易だ。売り上げデータなど企業の基幹システムはもちろん、FacebookやTwitter、InstagramといったSNSと連携し、目的に合わせたデータ収集や分析ができる。

 このように整備されたツールの上であれば、自社に必要なアプリケーションを簡単に用意することが可能になる。

これまでの方法より投資コストと作業時間を削減

 プロトタイピングが簡単に始められることはわかった。では、プロトタイピングによってどういったメリットが得られるのだろうか。

 「プロジェクトの始動時からマーケターとエンジニアがプロトタイピングを取り入れると、プロジェクト後半での複数回の追加開発、スケジュール遅延と予算オーバーを避けることができます」(板谷氏)

 これまで、マーケターとエンジニアはモックアップを作ったり、機能要求書を用意したりすることで円滑なコミュニケーションを図ろうとしたと思うのだが、それだけでは難しいのだろうか。

 「機能要求書・モックアップは、実装すべきものを確定していくには有効です。この手法で知恵の出し合いをするのは、UXという一連の流れを評価しづらく限界があり、また非常に時間がかかります」(板谷氏)

 さらに、プロトタイピングを活用したテストマーケティングをすれば、実際にユーザーの反応を見て効果検証することができるため、予算の有効活用にもつながる。

 「プロトタイピングなら、動作するアプリを実際に触りながら、具体的な改善提案を出し合うことができて建設的です。テストマーケティングを実施してユーザーの声を得ることや、早期リリースして早い段階からA/Bテストなどでユーザーの行動に基づいた改善も可能です。企画から改善までマーケターとエンジニアとが情報を共有しながら開発を進めるプロセスが確立できるのです」(藤田氏)

マーケターとエンジニアとの距離が縮まっていくメリットも

 マーケティング部門とIT部門が、共有言語に近い形で円滑なコミュニケーションを取ることができる可能性を持つプロトタイピング。従来のスタイルではなかなか埋められなかったマーケターとエンジニアとの「立場の違い」や「知識・スキルの違い」の距離が縮まっていくメリットもある。

 「私たちマーケターにとっては収集・解析できるデータの内容やテクノロジーが顧客のニーズや課題解決にどう役立つのかを具体的に学べるメリットがあります。エンジニア側も、テクノロジーの活用で顧客が望む成果が何かを知る・考えるきっかけになると思います」(板谷氏)

K5 Playgroundで、あなたのアイデアをすぐアプリケーションに

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AIも活用できるプロトタイピングの可能性

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この記事の著者

浦野 孝嗣(ウラノ コウジ)

 2002年からフリーランス。得意分野は経済全般のほかIT、金融、企業の経営戦略、CSRなど。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2018/06/01 11:00 https://markezine.jp/article/detail/28318

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