楽天グループ(以下、楽天)は、オフラインでの購買データに基づくIDマーケティングソリューション「RMP - Omni Commerce」において、オンライン広告の効果を実店舗購買に基づいて計測できる新メニュー「Instore Tracking」の提供を開始した。
同メニューでは、企業が出稿するディスプレイ広告や動画広告などオンライン広告の効果を、実店舗での購買実績に基づいて測定することができる。企業は楽天ポイントカードに加盟している実店舗などの消費行動分析データ、またはレシート画像を送付すると楽天ポイントを獲得できるサービスRakuten Pashaを通じてユーザーが送付したレシートデータのうちどちらかを選択し、データを分析に活用できる。
楽天ポイントカード加盟店の消費行動分析データを活用する場合は、商品の購買層の特性を把握し、広告の配信先やクリエイティブの改善につなげることが可能だ。一方レシートデータを活用する場合は、スーパー、コンビニエンスストアなど実店舗の販売チャネルを問わず自社商品の購買動向を把握することができる。そのためオンライン広告と連動した実店舗における販売チャネルごとの販促キャンペーンの設計や、商品の配荷戦略の立案などに活かすことができる。
【関連記事】
・楽天市場、メーカーの新商品やテストマーケティング段階の商品を紹介する「新商品コレクション」を新設
・コロナ禍における食生活、約4割が通販サイトの利用増/約8割が週2~3日以上自炊【楽天インサイト調査】
・楽天、楽天市場の出店店舗向けに「Instagram上のインフルエンサーを起用できる」ツールを販売開始
・日本郵政グループと楽天グループ、資本・業務提携に合意 物流やDX領域で連携強化へ
・楽天市場における新広告メニュー「RMP - Sales Expansion Advance」リリース