獲得量を増やしたければPangle、その理由は?
━━今回、Pangleを活用した狙いを教えてください。
山田:PangleはTikTok以外のアドネットワーク面へ配信できるため、圧倒的なリーチとCV量の増加が狙えます。グローバルDAU(1日のアクティブユーザー数)は29億を超えており※2、幅広いユーザーへリーチできる点も特長です。特に美容・ヘルスケア領域と親和性の高いアプリパブリッシャーが多く参画しているため、ここを徹底攻略しようと決めました。
※2 2026年1月時点。Pangle調べ。
グローバルのPangle専門チームとサポート様とのミーティングをセットし、現場のリアルな課題を共有しながら連携を密にしたことで、配信効率が劇的に向上しました。
━━PangleでCV数は増えたものの、「来店予約に繋がらない」という質的な課題にはどう対処したのでしょうか。
赤峰:広告成果と実際の来店データの乖離を解消するため、まずは正確な計測環境を整備しました。その上で、来店予約を加速させるため、2025年秋頃から「DFO(ディープファネル最適化)」を導入しました。
従来は「メッセージアプリの友だち追加」のデータのみをTikTokに返していましたが、実際の「来店予約」のデータをTikTok側にフィードバックする仕組みを構築したのです。つなぎ込みの整理は根気が要る作業でしたが、サポート様と連携して正しいデータを最適化ロジックに返すようにしました。
その結果、DFOが機能し、Pangleによる「圧倒的な獲得量」を担保しながら、「来店につながる質の高いユーザーの獲得」という量と質の両立に成功しました。
丸野:TikTok for Businessの皆様が、ロジックに基づいた具体的な数値を提案してくださったので、迷わず「やるしかない」と腹を括ることができました。
TikTokのクリエイティブに必要なのは「遊び心」
━━クリエイティブ制作における課題は、「TikTok One」の活用でどのように乗り越えたのでしょうか。
山田:「TikTok One」は、トレンド素材のリサーチからクリエイターへの制作発注までを一気通貫で行えるプラットフォームです。
今回はこの発注機能をフル活用しました。モデルや役者さんをクリニック店舗へ直接派遣して素材撮影を行い、影響力のあるクリエイターをアサインして動画を制作・配信するアプローチをとりました。
丸野:自社や従来の代理店経由では、キャスティングのスピードが追いつかないボトルネックがありました。TikTok Oneを活用できたことで、継続的にクオリティの高い新規素材を追加できるようになり、非常に助かりました。
山田:クリエイティブ制作で多くの企業が挫折するのは、「継続フェーズ」でのリソース枯渇です。そこでサポート様とは「毎月必ず新規制作する」と決め、弊社がハブとなって制作スケジュールやタスク管理を徹底ガイドしました。結果、サポート様の社内リソースを圧迫せず、安定して新規素材を生み出す体制を構築できました。
丸野:私は社内のクリエイターに「クリエイティブで遊びなさい」と伝えています。自分たちが「おもしろい」と思えない動画は、ユーザーの心にも絶対に響かないからです。
医療広告ガイドラインの厳しさには最初苦戦しましたが、慣れてからはVlog風フォーマットに言葉遊びを加えたり、生成AI技術を活用した新しい見せ方を試したりと、遊び心を忘れずにバリエーションを模索し続けました。
━━TikTok for Businessのサポート体制についての印象はいかがですか。
丸野:一言で言って、極めて手厚いサポートでした。トレンドや数値の共有だけでなく、その時々の課題に合わせた提案が常に的確でした。広告の運用担当という枠を超え、まさに「同じプロジェクトを動かすチームメンバー」として並走していただいたことが、ここまでの成果に繋がったと確信しています。

