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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Autumn

MarkeZine20周年特別企画

「“分業”は再定義される」サイバーエージェント内藤氏に聞く、インターネット広告20年と転換点

売上高は過去最高を更新、大型顧客の離脱後に早く立て直せた理由

──2026年9月期 第2四半期決算では、広告事業が単独四半期で増収増益となり、過去最高売上に到達しました。業界では買収・統合による再編が進み、大型顧客の離脱影響もあったなかで、早く立て直せた要因は何だったのでしょうか。

 まず、マーケット拡大が大前提にあるでしょう。インターネット広告業界は当社のみならず、全体として大きく成長している市場です。そのうえで、サイバーエージェントの強みは「進化する広告効果×ブレない営業力の高さ」に尽きると考えています。

画像を説明するテキストなくても可
2026年5月13日発表の決算説明資料「2Q FY2026 PRESENTATION MATERIAL January to March 2026」より作成
(クリックすると拡大します)

──その構造こそが、トップランナーであり続ける理由と言えるのでしょうか。

 先に述べたように、技術力やAI力はもちろん重要ですが、それだけでは私たちの事業は成り立ちませんし、続きません。積極的に新規接点を作り、お客様の課題に向き合って、最適なソリューションを提案する変わらない営業力も必要。これらがバランスよく「両輪」で動くことが重要です。

 泥臭いかもしれませんが、今でも私たちは新規営業の積極的なテレアポをしています。こうした地道な開拓の姿勢は変えていません。

AIによって「分業が再定義」される社会、広告代理店は何を提供すべきか?

──昨今は広告主がプラットフォーム上で簡単にクリエイティブを作れるようになり、インハウス化が進んでいる企業も増えていますよね。この流れをどう捉えていますか。

 ここでいう内製化は、広告主が制作から運用までを自社で丸ごと抱えることを指しますが、昨今はAIによる内製化への関心が高まっていますね。ただ私は、いずれ落ち着いて「全てを自前でやるのは難しい」と考える企業が増えるのではないかと予測しています。

──それはなぜでしょうか。

 本格的に内製化しようとすると、取り組むほどにコストがかかりやすい構造があるからです。自社でAIツールを契約し、AIエージェントの開発や、それを動かすためのクラウド環境も必要になってきますよね。しかし、AIに係るコストは年々高騰しています。

 一方、私たちのようなプレイヤーのAIソリューションを使えば、広告主が個別にクラウドサーバーやAIの利用環境を整える必要はありません。広告効果としても、長年研究を続けてきた我々のAIに期待していただけると思います。費用対効果を考えると、多くの企業にとって「完全な内製化は難しい」という判断に落ち着くのではないかと思います。 

──となると、プラットフォーマー・代理店・広告主という三者の構造はこれからも変わらないのでしょうか。

 三者のなかの「分業」が再定義されることになるでしょう。これまで広告の企画、制作、入稿、運用、効果検証といった工程は、広告主、代理店、プラットフォーマーで分担されてきました。そこにAIが加わることで、どこからどこまでを担うのかリデザインされていきます。

 代理店はその新たな分業のなかでどこを司ることができるのか、問われる時代になっていくでしょう。正しく分業ができれば生産性やパフォーマンスが高まり、結果的に産業は発展していくはず。それは昔から現代に至るまで変わらない、資本主義の本質です。

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サイバーエージェントにおける「人間」の役割

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この記事の著者

安光 あずみ(ヤスミツ アズミ)

Web広告代理店で7年間、営業や広告ディレクターを経験し、タイアップ広告の企画やLP・バナー制作等に携わる。2024年に独立し、フリーライターへ転身。企業へのインタビュー記事から、体験レポート、SEO記事まで幅広く執筆。「ぼっちのazumiさん」名義でもnoteなどで発信中。ひとり旅が趣味。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/07/31 08:00 https://markezine.jp/article/detail/77196

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