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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Autumn

事例を通して見る世界のマーケティング/ブランディングのトレンド

好かれているのに選ばれない。84%のブランドに足りない「欲望」を生み出す3つのドライバー

2. Affinity(共感を生む力)――「他でもよい」を「自分に合う」に変える

 次に重要になるのが、Affinity(共感を生む力)です。これは、生活者に「自分に合っている」と感じてもらう力です。「このブランドはわかっている」「自分たちの側にいる」。そう感じたとき、ブランドは「どれでもよい選択肢」ではなく、「自分が選びたい存在」に変わります。

事例:Plenitude - Dark Mode Ads

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動画より

 企業にとって広告は必要です。しかし、その広告の多くはLEDスクリーンなどを通じて表示され、少なからず電力を消費します。再生可能エネルギーを手がけるPlenitudeにとって、「伝えるためにエネルギーを使う」広告は、避けがたいジレンマでした。

 そこで実施したのが「Dark Mode Ads」です。デジタルOOHや店舗内LEDの広告を、黒背景中心のダークモードに変換し、各国の屋外広告で展開。広告メッセージを伝えながら、最大74%の省エネを実現しました。

 さらにPlenitudeは、この取り組みを自社だけで終わらせませんでした。他の企業も自分たちのデジタル広告をダークモード版に変換できるオンラインツールを公開し、広告業界全体に省エネ型の広告表現への参加を呼びかけました。

言葉より、行動が価値観を伝える

 「他でもよい」を、どうすれば「自分に合う」に変えられるのか。Affinity(共感を生む力)を発揮する上でブランドに求められるのは、価値観を言葉で掲げるだけでなく、行動や体験として示すことです。

 通常ですと、共感を育てる施策では、ブランドの世界観に合う媒体を選ぶことが重視されます。しかしPlenitudeの事例は、環境への配慮を広告で語るだけでなく、広告そのものを省エネ型に変えました。ブランドの価値観を行動として示すことで、生活者の価値観との接点を作ったのです。重要なのは、どこに広告を出すかだけではなく、その場をどう使うかだったのです。

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クリックすると拡大します

 Affinityが高いブランドほど、サステナビリティ評価、生活の質への貢献実感、プレミアム価格の受容と強く連動し、選好も平均を大きく上回ることがわかっています。価値観を言葉ではなく行動で示したとき、ブランドは「共感できる存在」から、「自分が選びたい存在」へ近づいていきます。

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3. Attachment(継続を生む力)――「一度きり」を「また選びたい」に変える

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この記事の著者

北市 卓史(キタイチ マサシ)

HAVAS JAPAN 株式会社   Executive Director

営業職をベースに、国内と海外にて広告代理店の会社/新規事業立ち上げに従事。2022年より世界149カ国にオフィスを展開する広告代理店であるHAVAS社の日本法人の現職に就任。多様性のある職場や働き方、他国オフィスとのオペレーシ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/08/26 07:30 https://markezine.jp/article/detail/77386

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