「ゲーミフィケーション」を取り入れたいマーケターは、ゲームそのものを作りたいわけではありません。でも、ゲームづくりのエッセンスも知っておきたいという人も多いはず。ここでは人気のソーシャルゲームについて分析しながら、ゲーミフィケーション活用のヒントを探ります。
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マーケターをひきつける「ゲーミフィケーション」の魅力
TwitterやFacebookをはじめとするソーシャルメディアの普及によって、マーケターとユーザー(顧客)との距離が一気に縮まりました。ユーザーのオンライン行動の複雑化は加速しており、「ソーシャルメディア経由の流入も無視できないボリュームになってきている」という声は、企業のソーシャルメディア担当者にインタビューをしていると、よく聞かれるようになってきています。
「ゲーム」という言葉が持つネガティブなイメージを恐れずに言うならば、マーケターにとってソーシャルメディア上でのコミュニケーションは、一種のゲームだと言えるのではないでしょうか。投稿したコンテンツ(自分のアクション)に対し、RTやメンション、いいね!、コメントなどの形で、ユーザーから直接フィードバックをもらい、その結果をもとにさらなる投稿をするというアクションを繰り返すというゲームです。
これまで「コンバージョン≒売上」という最終ゴールに到達するためにマーケターができることは、広告出稿やメールマガジンの配信、サイトのチューニングなど、仮説に基づく一方向的なアプローチが主流でした。そこにソーシャルメディアというプラットフォームが登場したことで双方向のコミュニケーションが生まれ、マーケターは最終ゴールの手前にある“小さなゴール”を手に入れたのです。
とはいえ、ユーザーに価値あるコンテンツを提供し続けることは、マーケターにとって容易なことではありません。「ソーシャルメディア担当は、好きじゃないとできない」と言われる所以は、多忙なマーケターがコンテンツとなるネタを日々探し続ける負担が相当なものだからです。
このような人的リソースを含めた運用コストを考慮すれば、“できるだけ手のかからない形で、ユーザー同士が盛り上がれる仕組みを作りたい”と考えるのは、自然な流れだと言えます。そんな折、ソーシャルゲーム市場が急速に発展していることを知り、ソーシャルメディアとゲームの親和性の高さを肌で感じていたマーケターが目をつけたのが、「ゲーミフィケーション」なのです。
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野本 纏花(ノモト マドカ)
1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...
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