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デジタルマーケティング活用の最新事例レポート

シリコンバレー発の注目スマホプロモーション&マネタイズツールTOP3 + 1

 先進的なデジタルエージェンシーが責任編集を行う「Agency's Choice」。6~7月は株式会社アドウェイズが担当します。第5回は、米国から「インタースティシャル・アド」など注目のスマートフォン向けプロモーション&マネタイズサービスを紹介します。

米国のスタートアップシーンを紹介します

アドウェイズ・インタラクティブゼネラルマネージャーケニー朝倉
アドウェイズ・インタラクティブ
ゼネラルマネージャー ケニー朝倉氏

 MarkeZine読者の皆様こんにちは。サンフランシスコにあるアドウェイズの米国子会社 アドウェイズ・インタラクティブでゼネラルマネージャーを務めているケニー朝倉です。

 私は2011年7月からSF在住となり、主に日本のアプリの北米プロモーションや、欧米発アプリの日本国内でのプロモーションに携わってきました。今年4月にカリフォルニア州で子会社の設立が完了し、今後プロモーション以外にもゲームアプリの運営や新規事業でビジネス展開をして行く予定です。

 アドウェイズ・インタラクティブの戦略の1つとして、まだ日系企業が深く入り込んでいないSFのスタートアップシーンに大きく関わって行こうと考えています。その一環としてゲーム専門のインキュベーター「Yetizen」と提携をしたり、毎週のように20~30人規模のセミナーやネットワークイベントに参加したり、社員が2、3人しかいないスタートアップ企業と積極的にコンタクトを取ったりしています。

 今回はその中でも私が注目しているスマホのプロモーション・マネタイズサービスをいくつかご紹介します。

「ChartBoost」 ~インタースティシャル・アド(Interstitial Ad)のパイオニア~

ChartBoostの概要
ビジネスモデル CPC(クリック課金) & CPI(インストール課金)広告
資金調達 200万ドル(約1.6億円) ※出典:CrunchBase
設立 2011年2月
メディアアプリ TapZoo2 (PocketGems)
強み インタースティシャル・アドの第一人者、バーターシステム
驚異的な数値 CTR 38.77%

 この半年でおそらく一番勢いのある「ChartBoost」。とくにリワード広告に規制が掛かってからはさらに勢いを増してきており、今では大手デベロッパーの多くが使っています。

 音楽アプリ「Tap Tap Revenge」で有名なTapulous社の元社員が設立したChartBoost社の強みは、インタースティシャル・アドを一番早くリリースしたこと。インタースティシャル・アドとは、いくつかのアプリを利用している合間に、タイミングよくフルスクリーンで表示する広告。CEOのMaria Alegreは、Tapulous社時代にこの表示法が一番ユーザーにとってアクションを起こしやすいという分析データをもとに会社を設立したそうです。

 「ChartBoost」のメディアであるPixeleap社のアプリ「Vendespillet」の2011年の実績では、クリック率は38.77%、eCPM(1000回表示あたりの収益)は$15.64と、相当立派な数字を公開しています。

 表示するタイミングも非常にフレキシブルなため、非常にマネタイズのしやすいツールとなっています。コンバージョン率はまだ未知数ですが、コンテンツへのユーザーの興味をかき立て、最終的にアプリへの関心が高いユーザーが獲得できるため、色々なデベロッパーからいい評判を聞きます。

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この記事の著者

Kenny朝倉(アドウェイズ・インタラクティブ)(ケニーアサクラ)

twitter  ⇒ @Asakayza東京生まれ、オーストラリア育ち、サンフランシスコ市在住。シドニー工科大学卒。 国籍不詳。日本語微妙。 2011年にアドウェイズ入社。入社初日にサンフランシスコ出張を言い渡され2カ月後単独でのアメリカ法人設立の命が下され7月に渡米。渡米後確実に日...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/07/03 11:00 https://markezine.jp/article/detail/15942

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