これまで「楽天Koboイーブックストア」と「楽天ブックス」は、楽天グループのサービスとして、楽天会員のIDおよびポイントの連携は行われていたが、サイトのユーザーインタフェースや機能は完全に独立しており、紙の書籍と電子書籍を購入する場合、それぞれのサービスを利用する必要があった。

　今回、開設した「楽天Kobo電子書籍ストア powered by 楽天ブックス」によって、「楽天ブックス」内に電子書籍専用の買い物カゴが新設され、「楽天ブックス」の中で、紙の書籍と電子書籍を自由に選択して購入できるとともに、電子書籍のまとめ買いも可能になる。また、日本向けに書籍ジャンルの見直しを行ったほか、レビュー投稿・閲覧機能、紙書籍版のレビュー参照機能の追加、スマートフォン最適化なども実施している。

　今後は、楽天グループのクーポンサービス「RaCoupon 楽天クーポンサービス」と連携し、求めやすい価格で購入できる機会を提供していく。また、従来の「楽天Koboイーブックストア」は引き続き運営を継続する。

【関連記事】
・楽天、クーポン事業を再編
・幻冬舎、WEBマガジンと電子書籍購入サイトを融合した『幻冬舎plus』スタート
・電子書籍の解析ツールとランキングデータを無料で提供する「App Annie for eBooks」
・楽天・アマゾン・Yahoo! ショッピングから月に1回以上購入している人は6月単月で727万人
・Amazon.com、紙の本を買うと電子書籍が無料・格安で買える「Kindle MatchBook」