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フラグメンテーションは解決できる/Oracle Marketing Cloud SVP インタビュー

 先日8月19日、日本オラクルはクラウド型マーケティング・プラットフォームである「Oracle Marketing Cloud」をローンチした。同発表に伴い来日した、Oracle Marketing Cloud シニア・バイス・プレジデント ケビン・エイクロイド氏にインタビューを行った。

いよいよローンチした「Oracle Marketing Cloud」

 先日、日本市場において「Oracle Marketing Cloud」がついにローンチした(関連ニュースはこちら)。

8月19日に開催されたローンチイベントの様子
日本オラクル株式会社 執行役員 クラウドアプリケーション統括 多田直哉氏
 

 「Oracle Marketing Cloud」はマーケティング・オートメーション・プラットフォームの「Oracle Eloqua」、クロスチャネル・マーケティング・プラットフォームの「Oracle Responsys」、ソーシャルメディア管理ソリューションの「Oracle Social Cloud」、そしてデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)の「Oracle BlueKai」で構築されている。いずれもクラウド型のサービスであり、B2B、B2C双方の企業に対応するソリューションだ。

「マーケティング・オートメーション」は海外ではすでに成熟したテクノロジー

――日本では2014年に入ってから、急激に「マーケティング・オートメーション」というキーワードへの注目が高まっています。企業の活用度合いも含め、海外の状況について教えてください。

Oracle Marketing Cloud シニア・バイス・プレジデント ケビン・エイクロイド氏

ケビン氏:「マーケティング・オートメーション」については、日本ではまだ始まったばかりとも言えますが、北米やヨーロッパでは、何年も前から使用されており、すでに成熟したテクノロジーです。我々は日本市場に対しては大きな投資を行い、日本での採用を促進し、お客様のメリットを拡大させていきたいと思っています。

――欧米ではすでに成熟しているテクノロジーということですが、海外企業では導入の際にどんな壁があったのでしょうか。またそれをどう乗り越えたのでしょうか。

ケビン氏:まずは組織の考え方の問題ですね。「ツールを採用して、適切なビジネスプロセスを導入・変更・管理をする」という意識を組織のトップ自身が持ち、コミットメントすることが重要です。それができて初めてツールの購入が進み、ビジネスバリューが生まれ、規律だったプロセスが始まります。

  2点目は、ツール自体ではなく、企業側でビジネスプラクティスをどうするかということ。ここ10年間はそれが課題でした。ただ、日本にとって非常に有利なのは、何千もの企業が先だって実践してきた10年分の経験から導きだされたベストプラクティスや専門知識を、そのまま輸入することができることです。

 そしてもう一つ挙げるとすると、主に関わるステークホルダーの人たちが、どうやってそれを実行するか。また、うまくいったかどうかをどのように評価・評定するのかということです。すなわち、マーケティングやセールスといった人たちの間の、すり合わせを行うことが非常に重要になってきます。それができれば、うまく導入・活用はすすむでしょう。

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/08/26 08:00 https://markezine.jp/article/detail/20726

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