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第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

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全てのマーケターは戦略家であれ。今こそ売上に直結するマーケティング投資を!(AD)

売上に直結する投資を実現するために、まずは「マーケティング=広告」の思考を捨てよ【安部x西井対談】

大事なのは施策よりも、「誰にどうアプローチするか」という戦略

安部:前職の、組織コンサルティングを手掛けるリンクアンドモチベーションでは、企業の中でとても強い存在である人事部の方々と仕事をしていたのですが、フロムスクラッチを創業して関わるようになったマーケティング部門との落差に驚きました。

 日本では先ほど言われたように、現場とトップとのクッションになれて、権限もしっかり持っているような役割の人がいないから、マーケティングのポジションがなかなか高くならない。これが企業がマーケティングを俯瞰的に捉えられていないことの背景であり、成長のボトルネックになっているのではないかと思います。

 広告も含めて「What:何をやるか」というのは考えやすく、結果もレポートしやすいので、ここにばかり目がいってしまうのですが、本当に大切なのは「Who:誰に対して」「How:どのように実行するか」ですよね。マーケティングとは「売上改善のために必要な投資をあらゆる選択肢の中から考えていくことだ」という認識が広がって、具体的に成果が上がってくれば、やがてマーケティングのポジションも高くなるはずです。弊社や西井さんの会社のような独立したコンサルティングが入ることが、その一助になれればと思うんです。

西井:そうですね。考えれば考えるほど、マーケティングは小手先の手法を扱う部門ではなく、経営課題に向き合うのだという本質を痛感します。

安部:はい。実際に弊社がコンサルに入らせていただくケースでも、部門を横断し、企業全体をうまく巻き込んでこそ成果が上がることが多いですね。

マーケターは一人ひとりが「戦略家」であれ

西井:おのずと、組織体制にまで踏み込むこともあると思います。だから経営側にはそのくらいの心構えが必要ですし、現場のマーケターはもっと主導権を持つつもりで、自分の仕事は報告ではなく「読み解き、判断すること」なのだという意識を持ってもらえたらいいですね。

安部:そのためにも、データ抽出やレポーティングのような作業の一切はプラットフォームに任せるべきです。弊社の「B→Dash」は誰にでも簡単に扱えるので、マーケティングがインハウス化できることが特徴です。蓄積したノウハウをドライブに、本当の企業の成長を追求できると思います。

 具体的にはサイト解析や広告効果測定分析、メール配信、最近のトレンドを押さえた機能としては、コンテンツマーケティング、リードナーチャリングやレコメンドバナー配信、LPO多変量テストに加え、BIツール的要素等、従来バラバラのツールとして存在していた、デジタルマーケティングに必要な機能が「B→Dash」には全て含まれています。複数のツールを並行で使用し、管理画面を行き来すること自体の非効率さや、フォーマットの異なるレポートを統合する等、”収益を生まない作業負荷”に現代のマーケターは苛まれていますが、その苦悩から「B→Dash」が解放してくれます。

 そこで削減された作業時間をマーケティング戦略の設計、「誰に」「何を」「どのように」を考え、マーケティングを俯瞰する時間にあててほしいと考えています。マーケターは作業員ではなく、戦略家になるべきですよね。

西井:まさに、そう思います。先日、オイシックスの社内で今年の抱負を皆で話したとき、一人の若手社員が「自分の言葉で動きたい」と言ったんです。上司に言われたからとか、これを売らなきゃいけないからとかではなく、本当に自分の考えに忠実に仕事をしていきたいと話してくれました。一人ひとりのマーケターに今必要なのは、この志なのだと感じました。

安部:なるほど、とても印象的なエピソードですね。同時に、経営側もそういうマーケターを増やし、伸ばすことが、マーケティングのあるべき姿を実現していくことにつながるのだと思います。充実したお話、ありがとうございました。

フロムスクラッチの安部氏がMarkeZineDayに登壇します!

2015年3月17日(火)に開催する「MarkeZineDay 2015 Spring」にフロムスクラッチの安部氏の登壇が決定しました。アトリビューションからLTVまで一気通貫でデータを管理・統合し、売上に直結するマーケティングの投資判断を実現するプライベートマーケティングプラットフォームに興味を持った方は、ぜひご参加ください!

【セッション情報】「MarkeZineDay 2015 Spring 」A-3セッション
『見るべき指標はCPAからLTVへ。「DMP」「マーケティングオートメーション」「コンテンツマーケティング」など、全てを包含するプライベートマーケティングプラットフォーム戦略』

・開催日/時:2015年3月17日(火)/13:20~14:10
・場所:ソラシティ カンファレンスセンター
・お申し込み:こちらから
プライベートマーケティングプラットフォーム(PMP)「B→Dash」の詳細はこちらから

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/02/20 14:18 https://markezine.jp/article/detail/21863

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