電通と爽快ドラッグは、爽快ドラッグが運営するEコマースサイトを活用したテストマーケティングにおいて協業していくことで合意した。同サイトで商品販売を行う企業向けに、より統合的なサービス提案とデータ活用、実店舗と連動したオムニチャネル施策などの検証を行っていく。
広告コミュニケーションと売り場における販促活動を、より効果的に連動させたいという企業ニーズが高まっている。またサイトのリッチコンテンツ化し、Eコマースサイトを「買い場」としてだけでなく、「情報収集の場」として活用する動き(Eコマースサイトのメディア化)が注目されている。
このような背景から、両社は今回の取り組みに至った。消費者ニーズに合致したサイトの構築をはじめ、より柔軟に商品を組み合わせたり、インセンティブ施策を講じたりすることで、顧客企業が求めるマーケティングROI(投資収益率)の向上につながる提案を協働して行っていく。また、実売データを用いることで、広告と販促施策の実効性を検証し、次世代型Eコマースサイトの構築や実店舗との連動など、オムニチャネルへの対応も視野に入れた新しいマーケティングスキームの開発にも着手する。
テストマーケティングにおいては、複数の顧客企業とテストの開始に向けた協議を行い、「集客における訴求内容と商品パッケージの最適な組み合わせ」「ターゲティングの実効性」「インセンティブ内容によるCVR(実購入率)への影響」「Eコマースサイトと実店舗との相互送客の可能性」などを検証していく。
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