SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

スマホのヘビーユーザー3人に1人は34歳以下の女性/SNSやゲームの利用時間が長い【ニールセン調査】

 ニールセンは、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView、PC版インターネット視聴率情報Nielsen NetViewのデータをもとに、2016年上半期のPCとスマートフォンの利用実態(特にスマートフォンヘビーユーザーにフォーカス)をまとめたレポート「Digital Trends 2016 上半期」を公開した。

 スマートフォンからのインターネット利用者数は2016年8月時点で5,697万人となり、PCからの利用者数の1.3倍の規模となった。

PCとスマートフォンからのインターネット利用人口(万人)2016年8月
PCとスマートフォンからのインターネット利用人口(万人)2016年8月

 スマートフォンの利用者を、利用時間が長い順に並べ、上位20%をヘビーユーザー、下位の20%をライトユーザー、残りの60%をミドルユーザーに分けると、利用時間が長いほど34歳以下の若年女性が多くなり、ヘビーユーザーでは32%を占めた。

スマートフォンHML別 性年代構成比 2016年5月(クリックで拡大)
スマートフォンHML別 性年代構成比 2016年5月(クリックで拡大)

 利用時間に占める各サービスカテゴリのシェアをユーザー層の間で比較すると、ヘビーユーザーは「ソーシャルネットワーク」や「ゲーム」が占める割合が高くなっていた。

スマートフォンHML別 各カテゴリのスマートフォン利用時間シェア 2016年5月(クリックで拡大)
スマートフォンHML別 各カテゴリのスマートフォン利用時間シェア 2016年5月(クリックで拡大)

 動画サービスのヘビーユーザーを見ると、1回あたりに利用する時間に大きな違いは見られなかった。しかし、1か月の間に利用する日数では、ヘビーユーザーは利用者全体の2倍以上の日数で利用していた。特に無料動画では、利用者全体では1か月間のうち平均して8日利用するのに対して、ヘビーユーザーは平均20日利用していた。

動画ヘビーユーザーの月間平均訪問日数 2016年5月(クリックで拡大)
動画ヘビーユーザーの月間平均訪問日数 2016年5月(クリックで拡大)

 同社シニアアナリストの高木史朗氏は、この結果に対し「マーケティングにおいてユーザーをセグメンテーションしコミュニケーションプランを立てることは一般的ですが、サイトやアプリにおいても同様に考えることができます。例えば、ヘビーユーザーの特徴を把握し同じような属性のミドルユーザーの利用を促進する、といった具体的な目的に落とし込むことで、効果的なサイト改善やコミュニケーションの設計を立案できるようになるでしょう。

 その際に重要なのは、サービス利用を“習慣化”させることです。今回は動画にフォーカスして利用状況をみましたが、ヘビーユーザーがそのサービスを習慣的に利用している点は非常に重要です。生活時間は限られているため、1日の中で利用時間を増やすには限度があります。ヘビーユーザー分析から得られる知見をもとに、サービスの利用を習慣化させるという視点で、消費者との関係を深める策を考えていくことが必要でしょう」と見解を述べている。

【関連記事】
女性インスタユーザーの約4割、ハッシュタグ検索きっかけの購買経験あり【サイバー・バズ調査】
「タテ向きのみ」での動画視聴が女性で4割超/ゴールデンタイムは6時~12時【モバーシャル調査】
若年層に人気の「MixChannel」ユーザーの実態とは?テレビからの情報は依然重要視か
高校生のスマホ所有率は9割超/ファースト画面に設置しているSNSアプリ、Twitterが1位に
若者は無意識にスマホを触ることで、 表情が見えない相手への不安を紛らわす 【IMJ調査】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/09/29 10:00 https://markezine.jp/article/detail/25281

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング