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大阪メトロがDOOHの「オーディエンス推計」の考え方を整備 、視認範囲の有効なimp推計可能に

 Osaka Metro Groupの広告事業主体である大阪メトロサービスは、Osaka Metroが所有する広告媒体を対象に他メディアと比較可能な評価指標の策定を目指し、デジタルOOHにおけるオーディエンス推計の基本的な考え方を整備した。

 Osaka Metro Groupでは、地下鉄駅構内や地下街など、大阪市内でも特に交通量の多いエリアに視認性のよい目線の高さにデジタルOOH広告を設置している。

 同メディアは大阪市内を移動する多くの人にリーチが可能である一方で、データに基づいた広告配信とその結果に関する説明ができておらず、他メディアとの横断的な比較を困難にしていた。

 インターネット広告では、画面上への1回の広告表示が1人のユーザーへの視認機会とみなされ、表示される広告の面積と表示時間からビューアブルインプレッションが定義される。

 対して、OOH広告は1対多のメディアであるため、1回の広告表示を複数のインプレッションとしてカウントする必要があり、「広告がターゲットにどのくらい届いているかを知りたい」という広告主の要望に応えるためには、広告の視認可能者のうちどのくらいの人が広告を実際に見るかを把握する必要がある。

 こうした問題認識のもと、同社では他メディアと比較可能な客観的数値を推計する新たな手法検討に取り組み、Osaka Metro Groupが所持する週次のトラフィックデータおよびアイトラッキング調査結果を活用することで「視認範囲の有効なインプレッション」が推計可能な考え方を整備した。

 オーディエンス推計の考え方を適用し、淀屋橋駅北改札降車時に視認可能な南側6面を対象とした場合のインプレッションは下記のとおりとなった。

【計算条件】
対象媒体:御堂筋線淀屋橋駅北改札前南側6面
対象期間:2021年3月8日(月)~3月14日(日)
放映条件:15秒/6分
ロール画面サイズ:55インチ

【計算結果】
総インプレッション:1週間約7万imp
時間帯別・属性別インプレッションの分布は以下の図のとおり。

 今回整備した推計方法は、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムが策定した「オーディエンスメジャメントガイドライン第1版」および海外のOOH広告会社や媒体社、測定組織が開示している計算式に準拠しているが、今後も国内外の業界動向を踏まえながら適宜バージョンアップを図っていく予定。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/03/24 11:00 https://markezine.jp/article/detail/35884

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