5月16日、カカクコムが運営するクチコミのグルメサイト「食べログ」は、スマートフォンやタブレットを使ってクレジットカード決済ができる「食べログPay」の提供を開始。飲食店はテーブル会計や移動販売時、顧客に対してスピーディーな会計サービスを提供できるようになる。同サービスには、ベリトランスが提供する「VeriTrans mPOS（ベリトランス エムポス）」が採用されている。

　矢野経済研究所の調査によると、クレジットカード決済を含む電子決済市場は2017年度には66.4兆円まで拡大すると予測されている。それに伴い、スマートフォンやタブレット端末などを使った、モバイル決済サービスの市場拡大も見込まれる。この背景を受け、今回のサービス提供に至った。

　同サービスは、スマートフォンなどに、専用アプリをダウンロードして、カードリーダーをイヤホンジャックに挿すだけで、決済端末として利用できるようになるというもの。食べログ店舗会員であればWeb上で申込みができ、2週間程度で利用可能となる。決済手数料は3.0％で、初期費用および月額利用料は無料。

【関連記事】
・楽天Edyなど、「おサイフケータイ」搭載スマホ活用電子マネー決済プラットフォーム開発
・電子マネー・ポイントカード「週1回以上」の利用者は7割超【ネオマーケティング調査】
・アマゾンでクレジットカードリーダー「Coineyリーダー」販売開始
・携帯端末でプリペイド機能が使える「モバイル スターバックス カード」3月26日スタート
・NTT東日本「ラクレジ」、スマホクレジットカード決済サービス「Coiney」採用