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定期誌『MarkeZine』では、マーケティングの最新情報を厳選して、年12回、毎月お届けします。業界のキーパーソンへの独自取材や、注目テーマやトレンドを解説する特集など、ここでしか読めないオリジナル情報が満載です。
第22号(2017年10月号)のテーマは、「UGC活用の成功法則」です。企業が演出したものが好まれない昨今、ユーザーの自然な感情の表れとして作られるUGCは、企業にとっては大きな資産だと言えます。どうすればユーザーが自発的にコンテンツを作ってくれるようになるのか、どうやってそれらを活用すればいいのか、実験段階にある企業も多いのではないでしょうか。本特集。ハーゲンダッツ ジャパン、サントリーコミュニケーションズ、はてなの3名にUGCを有効活用する秘訣をうかがいました。
また、巻頭インタビューでは日本国内で「フライング タイガー コペンハーゲン」を展開するZebra Japanの柘野英樹氏が登場。ファン起点のコミュニティマーケティングについて取材しました。日本に上陸して6年目の現在、そのブランド哲学と「広告をしない」という本国の方針、コミュニティーマーケティングの取り組みに迫りました。他にも人気連載も多数掲載しております。
まるでおもちゃ箱のように、たくさんのカラフルな雑貨が並ぶ店内。一方向に決まっている順路を進むと、次々とアイテムが目に留まり、どれも手ごろな価格だけに気づけばカゴがいっぱいに――。単にモノを売るのではなく、顧客にインスピレーションを与えている「フライング タイガー コペンハーゲン」は、その唯一無二の存在感で多くのファンを捉えている。日本に上陸して6年目の現在、そのブランド哲学と「広告をしない」という本国の方針、コミュニティーマーケティングの取り組みを聞いた。
生活者の中で自然と話題になり、ネットやメディアで注目される状況を生み出す。ファンの自発的な情報発信により、UGC活用の好循環を生み出しているのがハーゲンダッツだ。2016年にSNS投稿で話題になった「ハーゲンハート」や「マカデミマニア」、そして2017年夏の「ハーゲンダッツ サマーリゾート」など、同社のUGC活用キャンペーンはいつも大きな話題を呼んでいる。画期的なUGC活用戦略について、マーケティング本部の續怜子氏に聞いた。
サントリーは2015年の春より、自社商品に関するSNS上の投稿を集約する場としてWebサイト「みんなの声」を開設。キャンペーン時の投稿だけでなく、普段の様子もハッシュタグを通じて捉えることで、ファンの熱量を可視化し、お客様との関係性の構築に活かしている。UGC黎明期から、自社ブログ運営やブロガーリレーション活動、SNSの活用などに力を入れてきた同社に、「みんなの声」の現状と、UGCへの向き合い方を聞いた。
すぐに流れてしまうSNSのタイムラインの反動か、今改めてブログコンテンツに注目する人が増えている。早くからブログサービスを提供しているはてなは、この流れと、企業がネイティブ広告を活用する動きをブリッジさせた、新たな広告メニューの提供を開始した。生活者と企業はそれぞれ、ブログサービスに何を期待しているのか。コンテンツマーケティング全盛の時代、ブログコンテンツの有効活用を取材した。
話題の書籍のダイジェスト版を紹介する連載「Book Navigator」。今回は『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』(クレイトン・M・クリステンセン/タディ・ホール/カレン・ディロン/デイビッド・S・ダンカン 著/依田 光江 訳、ハーパーコリンズ・ジャパン、2017年8月)を取り上げます。
私たちの生活の周りには広告が溢れている。電車を使って通勤・通学している人なら、行き帰りだけでも多くの駅中の広告「駅メディア」に接触する機会があるだろう。実際に目にするだけでなく、人気タレントを起用した大々的な広告や、商品サンプリングを兼ねたユニークなプロモーションは、その場にいなくてもSNSで拡散されたもので知ることもある。今回は、駅メディアに注目し、その影響力を確認するため一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に住む男女15〜59歳1,000人(性別×年代別人口構成比に合わせて回収)に対してアンケートを実施した。駅メディアは、誰が見ていて、どのような広告であればSNSに拡散され、話題になるのだろうか。なお、この記事では駅メディアを、「フラッグ・横断幕(駅の天井から下げられたもの)」「柱巻(駅の柱にある広告)」「駅内の動画広告(デジタルサイネージ)」などのこととし、調査票内では便宜上「駅にあるポスター・看板」と表現している。また、電車内広告は「電車の車内広告」とし、駅メディアとは別媒体と考える。